テクニック Técnica
- ボールを確実にインステップで蹴る方法教えてください。
- ボールを確実に蹴る方法を教える事は出来ません。
何故なら、人それぞれに自分にあった蹴り方があり、全員が全員同じ蹴り方では無いからです。
但し、イメージだけなら伝える事が出来ます。
ボールにインパクトする瞬間に自分の全体重をのせる事。蹴る際の姿勢に気をつける事。(外国人選手の蹴り方と日本人選手の蹴り方に注目!) 足の甲はしっかり固定されている事。
インパクトする甲の部分は足首位まで近付けて。
日本人とブラジル人ではボールの蹴り方が違います。何故なら、ブラジル人は小さな頃から芝の上でボールを蹴ってきています。芝の上ではボールは少し浮いています。この浮いた状態でインステップを蹴る場合と、土の上でインステップを蹴る場合とでは、同じインステップでも足の甲に当たる位置が変わります。
また、細かく言うと蹴り足だけで無く、軸足と体重移動も重要になってきます。
- 相手を簡単に抜く、ドリブルを教えて下さい。
- ドリブルする場合、二つの状態が生じます。 一つはスピードに乗っている場合。もう一つは静止状態からDFを抜く場合があります。
スピードに乗っている場合はDFも半身の状態でドリブラーに対して構えますから、DFの態勢にふりなスペースをいち早く見つけ、そのスペースにボールと身体を入れます。DFはついてこれなくなり、無駄な労力なしで抜けます。
大切なのはタイミングです。DFも嫌なタイミングがあるのです。TVで試合を観ていると簡単にDFを置き去りにしているように思いますが、必ずあの場面にはDFの嫌なタイミングがあります。体重が掛かっている方にボールを流し込むと意外にもDFの足が出てこない場合があります。
これはDFにとって嫌なタイミングなのです。このタイミングを体験できると一対一が楽しくなります。
- キープでなにか役に立つやり方などはありませんか?
- まず大切なのは自分がボールキープできる状況を作り出すことです。
7人制の場合、コートは狭いのでヴォランチのポジションでもどんどんシュートを打てる状況を作っていくことです。
もう1人のヴォランチがDF中心であれば、あなたのヴォランチのもう1人のパートナーの後ろは勿論、バックがいるはずです。その味方のバックの前にスペースががら空きになると、相手のアタックにどんどんシュートを打たれてしまいます。
ですから、そのスペースを2人のヴォランチで上下しながら埋めてあなたが攻撃するのであれば、もう1人の選手に敵がボールを所有している時にプレッシャーをどんどんかけてもらい、あなたがボールキープし易い状況を作ってもらうことです。
個人的な(あなたの)ボールキープは狭いグランドの中、時間はせいぜいほんの数秒です。ですから、シンプルにプレーして、相手のゴールを脅かすことが最大のキープ方法です。実行してみて下さい。
「ボールをキープしてパスが上手く行かない・・・」
ことに関して、追加するならば、
あなたがボールを味方から受け取る状況と、味方があなたのボールを受けたい場所の確認をしっかりと把握できているかも重要になります。
ヴォランチはなるべく前を向いて、左右グランドの端から端までを見渡せるポジショニングを取らなくてはなりません。
その時に周囲の状況を把握していなくては、無駄にドリブルをしなければいけなかったり、タッチが多くなり味方との呼吸が合わなくなってしまいます。
イコール、キープが出来なくなりパスミスを自ら誘発することになります。
周囲の状況が見れないと、わざわざ敵のDFがたくさんいるほうにドリブルしてしまう人を見たことはありませんか?
プレッシャーをかけられ、キープができなくなります。
ですから、正しいボールの受け方を研究してください。それがキープ力に繋がります。
- ボールを遠くに飛ばすにはどういう蹴り方をすればよいのですか?
- ボールを遠くに飛ばすにはキック力も必要ですが、大切なのはインパクトする場所、ボールを当てる場所、軸足と上体の角度が重要になってきます。
ボールの中心から下を蹴ることにより上へ上がりますが、軸足が立ったままだと、ボールの下に足が入りません。軸足の曲げる角度によってボール上がる角度も変わります。
無理のないスイングで真っ直ぐ後ろへ蹴り足を振り上げボールの下を叩き送り出すように蹴ってみてください。
- 無回転のボールはどうやって蹴ればいいのですか?
- 逆に回転する場合を考えて下さい。
ボールに当てる部分によって、回転がかかる場合と足の当てる部分によって回転がかかる場合がありますね。
その部分とは、ボールであれば中心から外した場所をインパクトする場合と、足であればインフロントやアウトフロントなどに当てると回転がかかるようになっていますね。
いずれも、中心を外した場所に当てると回転がかかります。
では、それ以外のスポットがあるとすれば、インステップの芯にしっかりと当てることと、真っ直ぐにボールを送り出す。身体をよじったり、傾けたりするとボールに回転がかかってしまいますから、真っ直ぐ送り出すイメージで蹴って見てください。
無回転ボールの得意な選手はレアルマドリーのブラジル代表、ロベルトカルロスです。
- リィフティングがたくさんつけるようになるには?
- たくさんつけるようになるには、なるべくボールを上に高く上げないようにつくことを習得するべきです。
ビザ下までとはいいませんが、膝の高さまで逆回転(ボールが自分のところへ向かって回転している)してつくことです。 左右の足を使ってください。
片方の足ですと限界があります。
低くつけることができればできるほど、色々な技に移りやすいものです。
膝をリラックスさせて、つま先気味にボールをあてて戻ってくるイメージでついていくとたくさんつけるようになります。
頑張って見て下さい。
リフティングは1人でどこでも練習できます。
ただ、リフティングはあくまでもボールタッチを養うものであり、実際の試合にはあまり適応できないので、もっと基礎を身につけることもこころがけて下さいね。
- オーバーヘッドキックはできるけどなかなかゴールに入りません。
- あなたは、ボールを下からつきあげているものと想像できます。
ですからボールがおそらく上へとんでいってしまうのではないでしょうか?
理想は上から下に蹴ることができるかです。
それには飛ぶタイミングが必要です。
ボールを空中ですこし待つというイメージでボールをとらえると、ボールは下に飛びゴールする確率がより上がります。
着地の際には必ず手で受身をとって下さい。
腕から落下しないと背中を強く地面に強打し、怪我をしてしまいます。
特に日本では芝生の上でサッカーをする機会がすくないので、着地の衝撃は大きいですね。
ところで、オーバーへッドキックにあこがれるのは良いと思いますが、実際に試合で使える技術としては確率が低いです。
これらの技は全て基礎技術からなりたっていくものですので、もっと実際に試合でひつようとする技術を覚えて下さいね。
- キーパーなんですが、もっと飛距離をのばしたいです。
- プレスキックですか?パントキックですか?
無理の無いフォームで蹴ることが大切です。
現在のあなたがどのくらい飛ばすことが可能かは理解できませんが、キーパーのキックは状況に応じて蹴り方と球種を変えていくことも大切です。 例えば、カウンターを狙う時あなたのキックが不正確でしかも上にフライのようなボールを蹴り込んでしまえば、宙にボールが浮いている時間が長すぎて、相手のDFは態勢を整えてしまいます。
この時のキックの種類は成るべくボールに回転を与えず、足を水平に送りだし低空飛行で味方のFWを目掛けて速いボールを送るのです。
飛距離を伸ばしてもボールの質が悪くては、相手のDFに始終ヘディングでカットされてしまいますから、飛距離も大切ですが、精度にこだわってみてください。
キャッチしたあと直ぐに味方のFWに正確にボールが渡るようなトレーニングをしてみて下さい。
- 逆足で、きき足のように蹴るにはどうすればいいですか?
- これは、逆足を意識的に多く使い、繰り返しトレーニングすることが、一番です。
手も利き手で物事をするため、利き手利き足は黙っていても使いますが、逆は意識しないと使いません。
利き足と同じホームとインパクトを繰り返すことです。。
- 足が速い選手は、どんなドリブルやフェイントをしているんですか。
- とかく足が速い選手は、足の速さを頼りにしてただ直進して相手のDFに身体を寄せられたり、入れられたりして簡単に奪われてしまう選手がいます。
プロレベルであれば、相手のDFも身体の能力も高いので、そう簡単には足が速いからといってそう簡単に抜かせてはくれません。
快速な選手は、比較的テクニックがなく、頭の良いDFは少し距離を置いてDFをします。
一発で抜かれないように時間をかけさせ、もう1人のDFと協力して簡単にボールを奪います。
しかし、快速且つテクニックがり馬力も兼ね備えている選手、例えばブラジル代表のロナウドは一気に2人を置き去りにしてしまうケースもありますが、大半はそう簡単には抜けません。
ですから、快速選手は直線にばかりこだわらず、急に方向転換し、空いたスペースにいち早くボールと身体を送り込み変化を与えます。
「1度スタートしたら、もう止まらない」というスタイルではなく、緩急の変化を持つ例えば、1度行くと見せかけます。
相手のDFはあなたが快速なのを知っているので警戒します。
1度急激にストップをかけ、再び爆発します。
相手のDFはあなたの変化につてこれず、一気に相手を置き去りにします。
相手はスピードに乗ったままだと却って奪い易いのです。
それが、急にストップしてまたスタートしトップギアに入られたら、相手は嫌になります。
ストップ、ダッシュ、ストップダッシュをあなたの意思で動かされますから、相手は嫌なのです。
フェイントはなるべくモーションは大きくがベストです。足先のフェイントは巧いDFには通用しません。
あとタイミングが大切です。
必ずDFの嫌なタイミングがあるのです。
ヒントは相手DFの軸足です。試してみて下さい。
- ドライブシュートの打ち方を教えてください。
- ドライブシュートは実際に地面に直接静止した状態で蹴るのはもの凄く難しいです。
ドライブがかかる方法としては、「膝をかぶせること」にありますが、まず手でボールを持って膝でかぶせながらインステップでボールを前回転になるように蹴って見て感覚を掴んでみてください。
実際に試合で激しい動きと、DFのプレッシャーのあるなかで、このシュートを打つのはプロでも困難です。フリーキックの時は可能だと思いますが、相当蹴る練習を続けないと、試合ではでません。
- ロベルトカルロス選手みたいにボールを速く蹴るにはどうすればいいのですか?
- ロベルトカルロスのようなボールを蹴るには、まずしっかりとインパクトさせる必要があります。
無駄な身体の「ブレ」もなく、膝下のスイングがもの凄く鋭く速い。
特に、蹴る足だけでなく身体全体でボールを送り込んでいるために全体重がボールに伝わってあのような速いボールが蹴れるのです。
- トラップを上手くするにはどうしたらいいですか?
- トラップする瞬間、地面に足がべったりついている状態では、抵抗が強くボールを柔らかく吸収できないのです。
しかも、トラップをした後次の動さが一瞬遅れます。
ではどうすればいいのでしょうか?
瞬間、宙に浮き抵抗感を無くします。
そして、止める方の足を一瞬軽く引きます。
着地した瞬間、直ぐに次の動さに移れます。
文章で説明するのは難しいですが、もっと具体的に観てみたい場合は、1度トレーニングに参加してみて下さい。
コツをアドバイスさせて頂きます。
- ロナウドのようなFWになるには?
- FWの場合、身長は気にしないで下さい。
私も特にブラジルでは、背が低くてもプロとして通用している選手をたくさん見てきました。
FWも正しいポジショニングが大切です。
あなたの場合は相手センターバックと空中戦を張り合っても勝てる確率は低いので、スペースに抜け出す役目が大切です。
一瞬、バックの視界から消えます。
それはサイド一杯に広がり、警戒から逃れます。
サイドのライン際で1度ボールを受け、勝負したと思ったら、いきなりゴール前に居るという選手です。
直線的な速さだけでなく、横の揺さぶった動きで相手を混乱させます。
フェイントが得意だということですが、小さなモーションでは相手は引っかかり難いので、モーションをなるべく大きくしてフェイントをかけると効果的です。
- リフティングを簡単にできる方法を教えて下さい。
- リフティグは繰り返し繰り返し、トレーニングしていけば必ず出来るようになります。だれでも最初はできません。
最初はワンバウンドから、次に利き足だけで、次に少しずつできるようになったら、利き足でない方の足も使って見ます。
リフティングは、なるべく身体全体のタッチの感覚を養うためのトレーニングです。
実際の試合に使用はしませんので、こればかりでは困ります。
ただ、ボールを思ったようにコントロールするということに関しては大切ですし、これは1人でもできるものですから、とにかくたくさん練習して下さい。
行うときには、両腕でバランスをとってやるようにして下さい。
私も、小学生の最初の頃は出来ませんでした。
- ポストプレーの意味やタイミングや位置などを詳しく教えてください。
- 一言でいえば「軸」です。
ブラジルでは、お膳立て、調整、準備役などのニュアンスで呼びますが、あなたが相手のゴールに背を向け、しかも相手DFを背負う形で時に、味方の選手があなたにボールを1度預け、相手DFの視界を遮断し、後方の選手にプレーさせ易くする役割です。
あなたが、相手のマークで振向けない時に後方の選手に一度ボールを預けて、反転して相手DFのマークを外しもう一度前方で今度は相手ゴールに向かって前を向いた状態でボールを受けるための手段とも言えます。
要は、後方の味方の選手に使われ、逆に自分が振向く手段として後方の選手を使い、シュートまで持っていくということです。
FWは常に前を向いてプレーするというのが最大の基本です。
しかし、相手DFが常に前を向かせてくれるか?
といえばそれは、相手のゴールに近づけば近づくほど可能性は低く、ブレッシャーも厳しくなります。
従って、味方を使い、1度預けてもう一度自分が活きるのです。
タイミングと位置に関しては、勿論あなたはFWの選手なので敵のゴールになるべく近い位置でポストをすることにより、相手にとっては脅威になります。
タイミングはサイド攻撃の時よりも、中央からMFの選手が崩しに掛かってきた時、あなたは決してどんどん遠ざからず、相手DFの前にガッチリ構え、スピードに乗ってきたMFの選手にボールを丁寧に落としてあげ、さらにあなたもクルッと振向いてゴール前まで近づき、ゴールを脅かします。
さて、実際の技術ですが、これは日本の若い選手達が苦手意識のある敵を背負う形になった時、何も苦手意識を感じる必要はありません。
まず、あなたは相手DFを後方に背負った時の基本は味方から受けるボールを相手DFに見せないようにするのです。
状態を落とし、腕を翼のように広げ後ろから身体を入れられてカットされないようにします。
- 上手い当たり方とはどういうものですか。
- 当たりの強さは身長ではありません。
当たりは上半身より先に下半身の重心がもの凄く大切となります。
下半身が弱い、何故弱い?重心が高いため安定感がなく、横からのタックルに絶えられないものになります。
あとは、タイミングが必要になります。
下半身と上半身のパワーがそのまま相手の身体に伝わった時、その重心が低い方が勝ちます。
スタンスが狭く、重心が高ければそれだけ横から又は縦からの衝撃を受けとめるほどの強さはありません。
サーキットトレーニングを行う際はなるべく状態を落とし、最大の負荷でトレーニングして下さい。
特に疲れ始めたときの意識は大切です。
決して、ジムで重いものを使って負荷をかけるトレーニングで下半身を作らないで下さい。
あくまでも動きながら負荷をかける習慣をつけてみるといいです。
戦略 Estratégia
- 完全なヴォランチの動き方を教えて下さい。
- ドイスヴォランチ(2人)ウンヴォランチ(1人)トレイスヴォランチ(3人)のホームがあり、得にドイスヴォランチが多く使われることが多いですが、ドイスの場合は2人が上下に動きます。
一人がゲームメイクでもう1人はマークや相手のボールを奪う、いわゆるディフェンシブなポジションです。
試合でDFの場合は、センターバックなどの前のスペースが空いて相手のFWやMFにそのスペ−スをつかれて、ピンチを招くことが度々ありますが、センターバックの前のスペースを埋めるのはヴォランチの役目です。
この間をコンパクトに保ち連動して動きます。
例えば相手のMFがボールを背を向けて受けた時、振向く前に一人目のヴォランチがチェックしに行き、もう1人のヴォランチやDFがボールを拾い味方に繋げます。
この距離が空けばあくほど間延びするので、相手にとってはドリブルやスルーパスが出し易い状態となってしまいます。
4−4−2のシステムでは、サイドバックが攻撃に参加した際はサイドバックのいなくなったスペースのカバーリングに入ります。
そもそもヴォランチとはポルトガル語で「舵取り、ハンドル」の意味を持ちますから、チームを操縦しなくてはならない重要なポジションです。
しかし、残念ながら日本ではこのヴォランチ省略サッカーが中学、高校、社会人と通常のスタイルになっています。
ヴォランチがセンターバックやサイドバックがボールを所持している時にボールを受けに行っている光景が見られず、直接FWにボールを蹴り込んでいるこどか多く見受けられます。
形だけヴォランチですがヴォランチとしての機能を果すには、得に中盤から下のポジションは常に首を振り状況確認をして、ボールのあるところあるところにスッと現れ繋ぎ役になります。
ブラジルではこの役割がはっきりしています。
- 「8人制」フォーメーションについて、教えてください。331がベストですか?
- システムは選手の個々の特質を考えて決定した方が実際の試合に機能します。
例えば、あなたが書かれた3−3−1の場合、まずチームが攻撃的であるか、ディフェンシィブであるかでも違います。
前者は中盤の3名の1人にワントップの攻撃プレーヤーのサポートが出来るタイプの選手、又は自分でもシュートが出来る選手が必要です。
残りの2人は中盤で1人はゲームメイク、1人は3人のDFの前衛の戦闘部隊として相手がエリアに侵入してきた場合にはしっかりDFしに行きます。ピッチの広さ次第では3名のDFの内の1人に前衛の選手のカバーリングに行かせても良いと思います。
前衛戦闘部隊の選手は「負けず嫌いの責任感のある勘の鋭いタイプ」がいいです。
器用である必要はありません。
ワントップの選手は走れる選手なのか、センターでドンと構えて壁になりトップ下の選手のチャンスを切り開いてあげられるタイプかも考えて下さい。
システムは機能しなくては、なにもなれりませんから、例え機能すれば2−4−1でも3−1−3でもいいのです。仕事がそれぞれ決まっていれば問題ありません。
- MFの右サイドの理想的な動き方を教えてください。
- 現代のMFは、前線のFWの選手とあなたの後ろのポジションに位置しているヴォランチの連携を取らなくてはなりません。
あなたの与えられた役割が何かと、あなたのプレーの特徴は攻撃的なのか、守備的なのかでも変わります。
現在のサッカーは非常にスペースがなくコンパクトなので、他のポジションの選手達と連動した動きをしなくてはならないケースが多いのです。
あなたの場合は、右サイドです。
例えば味方の右サイドバックの選手が攻撃的の選手でかなり前線に上がって来る際は、あなたは中盤でボールを受け、サイドバックのスペースを空けてあげなくてはなりませんが、もし、上がってこない場合はあなたが時折、サイドへ開きサイドバックからボールを前線で受けることがあります。 その時はFWの選手がセンターで構えています。
守備する場合は、ヴォランチと相手のボールを奪いにプレスに帰るという役目です。
あなたは、FW、ヴォランチ、サイドバックの選手との連携でプレーしなくてはなりません。
- サイドバックまたはスイーパーの動き方を教えてください。
- サイドバックの方が伝え易いのでこっちを返答させて頂きます。
4−4−2の動きは、まさにサイドバックが機能しなくては何もなりません。
前線にわざとスペースを作り、味方ヴォランチがボールを持った際に機を見て前線でボールを受けます。
サイドバックの真骨頂であるセンタリングにも磨きをかけてください。
サイドバックが攻撃に参加したときに空いた自陣のスペースを埋めるのは味方のヴォランチです。
勿論、ヴォランチが2人で分担している場合ですが。
あなたは相手のサイドバックをマークします。
- 身長が低い、スペースに走りこむタイプのFWにおけるDFが嫌がる動き方とは
- 相手DFの視界から一回消えてみて下さい。
何もFWはいつもゴール前にへばりついている必要はないのです。
前線で張っていて、味方のボールを待っていても中々ボールが来ないと不安になり、中盤まで下がってプレーしてしまうことがあります。
そうなると、中盤の選手とポジションがダブってしまって、機能しなくなってしまうケースがあります。
「視界から消える」
例えば、相手DFのオフサイドラインぎりぎりで、左右のライン際でフリーでボールを待ちます。
ボールを受けてMFに1度預けて、もう1人のFWを関与させて、次にあなたはゴール前に現れて、最終的にシュートチャンスを狙います。
FWの動きはなにもボールに触れることだけが、仕事ではありません。
「おとり役」になることも多々あります。
わざと、相手DFを引っ張り味方のシュートコースを開けてあげるのです。
それにはあなたは、もう1人のFWの選手に手や目で合図して相手DFを困惑させる技術が必要です。
わざと、あなたの後ろでマークしている相手DFの選手についてこさせ、そのあなたの背後にできたスペースに味方、MFに走らせることなど、役割を理解すると面白いはずです。
そして、ペナルティーエリアに急に現れシュートチャンスを狙っているのです。
イメージしてやってみて下さい。嘘ではありませんから。
- 自分よりも大きくて足の速い人のマークを上手くやる方法とCBで一番重要なことは?
- 足の速い選手の対処は、まず前を向かせないことです。
前を向かせてしまった場合は直ぐに飛び込まず、少々自分と間を開けて時間を掛けます。
時間をなるべく掛けることにより、攻撃のリズムを潰せるからです。
あなたはセンターバックのようですから、ヴォランチの選手にドリブラーを止めに行かせ、ボールが離れたところであなたが難なくボールを拾うという、共同してキーマンを潰していく。
要は、相手にスペースを与えないということです。
前を向かせないためには、あなたは両腕を飛行機の翼のように広げ、簡単に振向けないようにします。
ボールから目を離さず、身体をこじ入れて、カットしてしまいます。
日本の選手は相手に背を向けるプレーを苦手としています。
誰でも前を向いてプレーしたいのです。
しかし、そのチャンスを与えないのです。
そうすれば、いくら足が速く巧い選手でも、そう簡単にプレーできなくなります。
是非試して見てください。
- 背の小さいボランチやトップ下が学ばなければいけない最低限の能力を教えてください。
- ヴォランチを一言でプレースタイルをいうならば、「シンプルにプレーすること」いうことです。
逆にいうならばつまらない小細工プレーを好む人はこのポジションには向いていません。
身長高低云々より先に、他のどのポジションよりも「精度」と「視野」と「読み」が要求されるところです。
時に激しく、時に知的にプレーし、中盤の「核」になります。
「スタミナ」に例えるなら、味方がボールを所有した際にサポートとして近づき、その時には既にボールを受けたときに何をするか決めていなくてはなりません。
従って、他のポジションのどの選手よりも周囲を確認し先のことを考えてプレーする必要があります。
逆に相手がボールを所有した時にはDFとしてマークやインタセプトを狙っていなくてはならないため、瞬発力よりも献身的に動き回るスタミナは重要です。
中盤の底からチームメイトにボールを正確に配給していきます。
そしてバックとの連携で相手のボールを奪います。攻守共にチームの核である役割を果たさなくてはなりません。
勿論身長がある選手、特に中央に飛んでくるハイボールに対して相手のFW選手と競り合うことによりセンターバックがよりボールの処理が容易になるので、プロではこのポジションに長身の選手を置くことを好む監督がいます。
しかし、絶対ではありません。
では身長のない選手が何を心がけなくはならないか?です。
君が研究したように、ワンタッチコントロールの精度、パスはショート、ロングの精度、特にロングはヴォランチ選手の命でもある「視野」の広さが必要となります。
さらに、ボディーコンタクトの強さ、インターセプトするための読み、そしてミドルシュートなど、上のレベルにいけば行くほどより多くの武器がなくてはなりません。
身長がない=空中戦のヘディングが弱いにはなりません。
しかし160cm代の選手が果たして190cmの選手と競り合って五本ロングから前から飛んできて五本競り勝てるか?といえば可能性は確かに落ちます。
しかし、正しいポジショニングとタイミング+機転を働かすことにより、君が直接競り勝てなくても2人目が拾ってくれる場合もあるということです。
とにかく、ファーストコントロールを覚えてください。
そしてどんな時も、周囲を確認するようにして下さい。
必ず無意識に試合で出るようになります。
トップ下は身長など関係ありません。
身長がない代わりに他の機転を働かせれば十分です。
要は見てくれではなく、いかに機能的かつ有効的な仕事をするかですからね。
スピードがあれば越したことはありませんが、とにかく前へ抜ける有効的なスペースを探し、そこにボールを味方から要求してみてください。
前のツートップは相手DFに背を向けてボールを受ける場面が多くなりますが、トップ下は前を向いた状態で前のツートップを巧く使わなくてはなりません。
時には自らがオフサイドラインに立っているツートップの選手と入れ替わり二列目から前線に出て使われる役もしなくては攻撃のバリエーションは増えませんから。
フィジカル Físico
- すぐバテないようにするにはどうすればいいですか?
- すぐにバテないようにするには、まずは持久力をつけることです。
自分が走りたいと思ったときに走れる状態でいるために必要な力です。
私からは「200mを80%程度の力で走り30秒くらいジョギング。そしてまた200m走り・・・」これを10本ほど繰り返すトレーニングをおすすめします。
自分の今の体力にあうようにアレンジしてもかまいません。
苦しいときが続くかもしれませんが、「少しでも自分の力を高めてやる!!」という気持ちを持ってトレーニングしましょう!!
多少苦しくても頑張って続けていれば必ずあなたの動きは良くなります。
そしてその身につけた力の使い方も考えなければなりません。
どんなに体力があっても90分間ずっとダッシュを繰り返すことはできないでしょう。
自分達のチームが「ここはチャンスなのか、ピンチなのか」ということを感じて、そういう時には力を使い、そうでない時にはその時のために力を抜く場面を見つけることも必要なことです。
良い選手はこの辺のかけ引きに優れています。
あとは食事をしっかりとり、栄養をとること。
よく寝て休養をとることもとても大事です。
練習後にはストレッチなどをし、次の日になるべく疲れを残さないようにしましょう。
- 「トップスピードと加速力の上げ方を教えて下さい」
- 車で例えると、いきなりトップスピードにはなりませんね。
自転車も一緒です。
トップスピードになるまでには「徐行」が必要となります。
サッカーなら「助走」です。
あなた本来の持つ身体的能力については拝見しなくては解りませんが、5mのダッシュを繰り返してみて下さい。
後に5〜10mを助走して、10mをトップスピードでダッシュするという緩急をつけたトレーニングを繰り返して見てください。
腕を大きく縦にふり、太ももを突き上げて、姿勢は前傾姿勢です。
足は後ろになるべく振り上げず、前への足の運びを速く運んで下さい。
- ボディーバランスの鍛え方を教えて下さい。
- それはまず貴方の構えのフォームが問題だと思います。
物には必ず重心としいうものがあります。
手足の移動はあっても重心は変わらないということが大切です。
貴方が相手DFを前にしたとき、どれぐらいのスタンス、幅でボールはどの位置においていますか?
体が直立に立っていればいるほど左右の動きは遅くなります。そして重心が高ければ高いほど相手のタックルなどでバランスを崩します。ではどんなトレーニングをしたら良いのでしょう?
サッカーというスポーツは意外にも片足で立ってバランスを整えることが多々あります。
フェイントで相手を揺さぶる時も一瞬片足になるときがあります。
よーくその場面を色々イメージしてみてください。
私達の言葉では「溜め」といいますが、溜めがあればあるほど相手の動きを直前のぎりぎりまで観て判断することが可能になります。
ですから、片足の軸足を強化するトレーニングを行って欲しいと思います。
ジャンプして着地するといったトレーニングです。
勿論、着地は片足です。
あともう一つブラジル流にいうならば、相手DFと向かい合った時、どちらかDFの軸足、体重が乗っている方にわざとボールを流し込むと相手DFが身動き取れなくなりあっさり抜けることがあります。
そのときの大前提として貴方は、冷静に相手の動きを観れる選手でなくてはなりません。
その他 Outro
- ブラジルのプロ選手はどのように オフシーズンを過ごすのですか?
- ブラジルの選手達は、日本の選手達と比較するとより自然にコンディション調整をします。ブラジルにはプロといってもレベルの差は勿論あります。考え方のレベルの差もあります。巧いには巧いですが、「よりトップレベルで」という這い上がりスピリットはあっても、お金を掛けられないので日本の選手のように海外に自己負担で研修に行くこともできませんし、○○道場に通って筋肉を・・・というようなことは出来ません。 ですから、地元の草チームでゲームしたり、海岸線の出身であれば、砂浜でサッカーをしたり、サッカーパレ−をしたり、走ったりして自然のものを使って強化しているというか、維持しています。
ブラジルの選手は日本人の選手に比べると怠け者です。しっかり律儀にメニューを組んでトレーニングすることを好みません。ですからシーズンが始まると、15日間午前と午後の2部制のトレーニングでボールはほとんど触れず、フィジカルトレーニングばかりです。とにかく走ります。筋トレ室でマシーンでサーキットもします。選手の中にはあまりの疲労で股関節の傷みを訴える選手がいました。 日本人の私は、オフ中も厳しいトレーニングを心掛けていましたからオフ空けも自然に入っていけたのですが、その前もフィジカルしていたのでオフ空けのフィジカルは流石に飽きていたのを覚えています。 人に強制されてコントロールされないと、毎日ゲームをしたがるブラジル人。シーズンが始まると同じように戦っていいプレーしている不思議な連中でした。
- 中学生サッカーからのサッカースタイルに対抗するDF、OFテクニックを教えてください
- 中学生になると体が大きくなり、パワーやスピードが出てきます。
そこが小学生との違いでしょう。
でも、大事なことは技術を持つことです。
特に君の年代では、しっかりとした基礎技術(止める、ける)を学ぶことが重要です。
その上で自由で楽しいサッカーができるアイディアをたくさん持つことです。
今の時期にこの2つの事を学べば、高校生になった時、君は、きっといい選手に成長しているはずです。
今回の質問には、DF、OFテクニックとありましたが、それは、君が目で見て、研究して、試すことが重要です。
世界の一流プレーヤーのビデオなどを見て研究してください。
世界の選手達がどういったかけひきをしているのか、などを見ると面白いと思います。
研究する気持ちこそがうまくなる秘訣です。
- オフシーズンの過ごし方(2)
- オフシーズン中はとかく、身体は退化しがちです。
雨や雪が多くなれば、外でトレーニングするのは億劫になります。
しかし、サッカーは皮肉にも雨でも雪の中でも行われます。
雨でも雪でもそれなりのトレーニングができます。
雨で水溜りがあれば、試合中中々ドリブルはできません。
しかし、水溜りの上でボールを救い上げたようなスタイル前へドリブルダッシュを試みます。
グランド状態が悪ければ悪いほど、その悪条件でトレーニングをしておくと、心の準備と雨など天候の悪い日でもあなたは、準備が出来ており試合でも相手より気持ちやサッカーの技術も上回れます。
結論は、サッカーは雨でも雪でも外でやるものなので、準備してみて下さい。
くれぐれも汗を掻いたら直ぐに着替えて温かくして下さいね。
- いきなりボールが来ても慌てない方法と、一人で出来る判断を早くするトレーニング方法は?
- これにはコツがあります。
何故、慌ててしまうのか?どういう状況の時に慌ててしまうのか?を考えて見て下さい。
おそらく、あなたが慌ててしまう時は、プレッシャーが掛かっている時、または掛かりそうなときだと思います。
まず、あなたのボールコントロールに問題があります。
あなたはボールをトラップする時、トラップした後もボールをずっと見ているのではないでしょうか?
下を見てコントロールすればするほど敵はチャンスだと思いあなたのボールを奪いに来ようとします。
逆に、あなたがトラップする際にボールを限りなく見ず、遠くを見れる技術を持っていれば相手は不用意にプレッシャーは掛けられなくなるものです。
何故なら、周囲を見れている選手は相手にとっては脅威です。
ボールしか見ていない選手であればあるほど、余裕がないのです。
あなたはまず、ボールコントロールのトレーニングを徹底してください。
基礎技術の止める、出すの繰り返しを習得し、絶対の自信を持たなくてはなりません。
「足元がおぼつかない」こんな印象を日本の若い選手によく見られる傾向です。
判断のスピードは、狭いエリアでタッチ制限をしてゲームを行います。
それは、密集していますから、あなたがどれぐらい周囲を見れているかがよくわかり、判断の速さは周囲をよく観察して敵にとってどこが一番危険なのか?を一瞬で判断していくには、状況確認しておくことが課題となります。
狭いエリアのゲームを紹介しましたが、もしまだ早いと思ったら、2人1組で互いに向かいあってパスを相手に出した瞬間と同時に相手にプレッシャーを掛けてみて、相手はワンタッチで自分の思うところに外し、ツータッチ目では相手にボールが返せるようにして下さい。
もし、あなたの家が私のチームに近いのであれば、1度トレーニングに参加すると具体的にお見せできるのですが。
- 僕は今、たぶんスランプだと思います。スランプを乗り越える方法はありますか
- 君は今サッカーをしていて、指導者の人はいないのかい?
もし、君の指導して下さっている指導者の方を差し置いて、君に私がアドバイスらしきものを送ることが正当かどうかは別として、おそらく君なりに悩んでいることと思う。
君の年齢は13〜15歳くらいかな?
まず、自分が調子の良かった時期を思い出して欲しい。
何故調子が良かったのか?
どんなに一流の選手でもそれなりにスランプになり、周囲からも重圧が掛かるものだよ。
これは人間であるということと、競争の世界に勝ち抜いて行こうと思えば思うほど壁にぶち当たるものだ。
簡単に成し遂げられてしまうものなら、誰でも手に納めることができてしまう。
何もトレセンのセレクションがあるからといって気にすることはない。
というのは、このトレセンの選考が将来の君のサッカーの道を決定づける分かれ道には結びつかないからだ。
今、現在の自分を試すいい機会だよ。
調子の良い時は勿論調子がいい。
しかし、君が目指すプロは調子が多少悪くても、君がチームの中心プレーヤーだったら、ファンは君がプレーするのを心から待ち望んでいるんだ。 例え調子が悪くても、プロは調子が悪いなりにファンの期待に答えなくてはならないのだ。
こんな話はまだ君の年代には早い。
と思うだろうが全く早くないんだ。
世界のブラジル。
君と同じ年代の選手は既にこんなことを考えてサッカーしてる。
「自分がプロで活躍して、親を楽にしてあげるんだ」ということ。
君は私に「Jリーガーを目指している」とコメントしていました。
世界の君と同じ年代の選手は既にプロになるための精神的教育指導を受けて日々頑張っています。
君はブラジルの名門サンパウロFCを知っていますか?
現在プロの支配下に置かれている将来のプロの卵が120名所属しています。
彼らは、地域からスカウトされてきた優秀な選手ばかりです。
クラブが全部学費など生活費をめんどう見てくれます。
しかし、厳しい競争に勝ちぬいた選手のみです。
選手の中には自宅から数百キロも離れた田舎町から市内にあるサンパウロへやってきます。
勿論、家族と離れ離れです。
お金もないので、親にたまに会いたくても会えないのです。
競争に勝ちぬく姿勢、将来ここでホームシックを押し殺して親の生活を楽にさせてあげなくてはならないという使命感で我慢します。
選手達は4名から6名の狭いベットに押し込まれ、自分の家をもてるまでがんばっています。
ですから、スランプイコール「クビ」にされるということを誰よりも解っているのがサッカー先進国の子供達です。
元サンパウロのスター現ACミランの「カカ」選手を目指し日々競争しています。
あなたのサッカー人生はまだこれからです。
例え、トレセンで結果が出なくても、頭を垂れる必要は決してありません。
これはなんの励ましでもなんでもなく、どんなスター選手でもあることなのです。
大切なのは、何故足りなかったのか?と修正していく謙虚な姿勢が必要なのです。
ミスはプロでもします。
しかし、大切なのはミスした後の修正の心です。
ミスをしてミスをしっぱなしが一番成長しないのです。
プロになっていく道のりにすれば、あなたの今の悩みはごく自然のことで特別なことではないのです。
ですから、ありのままを伝え、出しきれなかったら、とうして出せなかったのかをもう1度振りかえり、修正していってください。
チャンスは1度ではありません。
先にはもっともっと険しい道が待っているのです。
世界の選手の下積みをイメージすれば、あなたの現在の悩みは悩みではないと思えるはずです。
あなたのサッカー人生はこれからです。
頑張って。
選手も失敗をたくさん重ねて、修正して本物になっていきます。なにも怖がることはない。
- 世界一のDFになるには?
- 15歳ですか?。一番大切な時期ですね。
プロ選手になるための猛練習とはどんなものでしょうか?
それは量ですか?それとも質ですか?
トレーニングは量と質をしっかり考えて努力しなくてはなりません。
世界一のDFは、まず体力勝負より正しいポジショニングを取ることが抜群です。
それと平行して、高い技術があり、タフな精神も兼ね備えています。
あなたの場合、15歳にして176cmも身長があるのてすから恵まれています。
1度具体的な練習の一部を私に教えて下さい。それから具体的に返答させて頂きます。
- ドリブルの鍛錬法
- フェイントなど敵を欺き、方向転換する時には、必ず片方の足が地面から離れるはずです。
従って、大切なのは軸足と上半身のバランスです。
軸足に安定感がなく、グラグラしていると上半身もぐらつきバランスもとれずしかも、ボールはあなたから離れても身体が一緒について来ないため、自然と次への動作が遅れるというものです。
軸足は柔軟且つ強靭でなくてはなりません。
軸足が突っ立ったままだと、重心がとれず身体は傾くのです。
実際に跨ぐ足は軸足の力強さにより、より鋭く振りぬくことができるため効果的です。
あと、なるべく踵を地面につけないでフェイントしてください。
踵をつけていると次への動作の一歩は遅れます。
コーンを置いて、方向転換をスタンス広く、状態をなるべく最大限に落とし、負担を掛けてサーキットトレーニングなどで、軸足を強化するといいです。
後にボールを加えてやってみて下さい。
- Jリーグの選手になる為には?
- 毎年10月から11月に掛けて、Jリーグの選手入れ替え時期に恒例として一般入団テストがありますが、このテストは絶対にお勧めできません。 これは私のコラムやCOJBのホームページ上でも数回に亘り、全国のプロを目指している若者達にメッセージを送ってまいりましたが、残念ながら、このテストははっきり言ってJリーグが側は一般から選手を獲得する気持ちなどありません。
このテストには、中にはイベント会社が仲介に入り、テストを企画しています。
Jリーグの入団テストと募集すれば、大体100名から200名は全国各地から、高い交通費、宿泊代、テスト受講料を使って若者が集まります。
「もしかしたら・・・」
という期待を込めて受講しに来るのです。
このテストは私は今まで何箇所も選手に同行して拝見してきましたが、選手を獲る気持ちがないものが多いです。
何でそれが理解できるか?というと、本来チーム側が来シーズンの選手を獲得するのに、監督がまだ決まっていないというのは有り得ないのです。
「監督が見るほどの選手が来るわけがない」
と思っている場合も考えられる。
本当にチーム側が一般からも選手が欲しいと思っているのなら、テスト受講料などは取りません。
取っても一万円もとらないでしょ。
たった1日か2日ですよ。
あとは、人数の問題もあり紅白戦に自分のポジションでテストされないことや、人によって紅白戦の回数が違うなど、「どうでもいい」と思わせるようなテスト内容に不満を感じている受講生は多いのです。
と、いうことは一番の理想は契約選手達に混ざってトレーニングや試合に参加させて貰うテストです。
しかし、これは非常に高校関連や大学関連、スポンサー関連などから攻めていかないと中々そのテストに参加することは困難です。
あなたの経歴書、試合のビデオなどを送った上であちらが判断してテストを許可するか決めます。
「ひやかし」も多くいたので、チーム側も物凄く警戒しています。
何か、肩書きを引っさげてこないと、中々相手にして貰えませんよ。
毎年、JリーグからJFL、地域リーグに落ちてくる選手はいますが、ここから、上に上がる選手は少ないのです。
だから、Jリーグ解雇された選手達がスポンサーを立てて、地域リーグに参戦しチームとして行動し、Jリーグ返り咲きをはかっているのです。
結論:
どこかでハクをつけなくてはなりません。高校選手権の経歴、大学選手権の経歴などで活躍した経歴があればいいのですが、それがない選手達は海外のプロとして経験を積んでいます。
COJBの選手達はブラジルでプロとして公式戦に出場して経験を積み、試合で活躍した新聞、ビデオなどをカメラマンに依頼し、全て選手の記録を作り、保管して、Jチームにアピールしています。
このように、あなたをサポートしてくれる何かがなくては、中々プロに近づくのは困難です。
ましてや、Jリーグは枠が少ないですから。
日本の場合、まずプロチームが少ない。
28チームあり大体プロ契約者は850人程度です。
あなたを含め全国各地にプロを目指している選手が何万人いると思いますか?
ブラジルはチームは800チーム以上はありますが、選手の数が物凄く多いのも事実です。
しかし、チャンスはしっかり与えてくれます。
- プレーする環境
- 問題なのはあなたのやる気です。
環境は二の次になります。
環境があってもあなたの気持ちが中途半端では何も意味がないのです。
気持ちがあれば、あなたは自然にそのプロになるにふさわしい場所を自分で選択するはずです。
私もあなたの年齢の時から既に、ブラジルでプロになりたいと考えていました。
まだ日本にはJリーグなどは無かったからです。
その時代から、既に意識はプロになるための生活を真似事ながら実行していました。
人一倍の練習は当たり前です。
その他、何事にも真剣に取り組む姿勢も意識していました。
結果、ちょっと遅れましたが、20歳でトップリーグのチームと晴れてプロ契約できました。
中学、高校とさほど優秀な指導者やチームメイトとサッカーをやっていたわけではありません。
ただプロになりたい気持ちとどうやったら成れるか?という気持ちを持ち続けた結果です。
環境を気にするより、まずはあなた自身のサッカーに取り組む姿勢が一番大切です。
- トレセンに受かる自信がありません・・・
- あなたのサッカー人生、トレセンに例え選考されなくても終わりません。
怖がる必要も、神経質になる必要もありません。
今、あなたが持っているものを出せれば出して来て下さい。
例え出しきれなくても、何故出しきれなかったのか?
を振りかえり、次のステップに繋げてください。
仮に、例え選ばれても、あなたのこれから長いサッカー人生においてサッカー選手としての保証などどこにもありません。
私も、横浜、神奈川県選抜をことごとく蹴っ飛ばしチームメイトと田舎へサッカー合宿へいったことがあります。
理由はだだ面白くなかったからです。
そんな肩書きより、サッカーをいかにどう楽しむか?
が私にとってのテーマだったのです。
サッカーは受験戦争とは違います。
何故なら、勉強と違って「好きなもの」だからです。
だから、形式ばって、選考されなかったからといって、あなたのサッカー人生には絶対に支障をきたしません。
あなたが、努力家であれば、今、選考されなくても、将来日本代表に選考されているかもしれないからです。
あなたはトレセンと将来の日本代表とどちらが良いですか?
それより、サッカーの楽しさを肌で感じとって巧くなっていくことに力をいれ、トレセンといって片を張る必要はないのです。
たから、思いきって自信を持ってチャレンジしてきたら良いのです。
COJB 今野より
- Q&Aに投稿してくれる皆へ
- みなさん、こんにちは。COJBの今野です。
毎日のように全国から技術や精神面などについてたくさんの質問をしてくれてどうもありがとう。
それだけ、皆がサッカーを真剣に考えていることの現れだと思う。
貪欲になることは、上達の一歩なので大切だよ。
ところで、質問してくれる人達に私から質問と同時に必ず書き込んで欲しい項目がある。
まずは、年齢。出身地、ポジション、身長、自分のプレーの特徴。
将来の目標です。
というのは、例えば同じFWというポジションでもタイプというものがあり、ただ単に「FWの動き方」と質問されても君のプレーの特徴に当てはまっておらず、苦手なスタイルについて私がアドバイスしてしまったら、意味がなくなってしまうからなんだ。
私も、多くの返事を書かせて貰っているので、真剣さや且つ具体的な質問に対しては優先的に返事しています。
私の個人のパソコンでダイレクトにパス交換が出来ます。
しかし、残念なことにサッカーはパソコンでは君達にイメージを送ることしかできません。
具体的な質問に対して、実技で示してあげたいというのが私の本音です。
「見て憶える」は基本です。
あっというまに、Q&Aの質問が200件近くになってしまいました。
しかし、皆の質問に答えられない質問は「マンガの世界」的質問以外は全部答えていると思います。
(飛ばしてしまっていまだ返事だせていない人ゴメンなさい)。
しかし、私も一指導者として日本全体の底辺の確立を考えている内の1人なので、ただ答えを出しているだけでは何の意味もないと感じました。従って、君達とパス交換するようにしたのです。
もし、君達が私のチームが活動している横浜にるプロ選手育成チームに近いのであれば、夏休みでも利用して一度練習に参加するのも可能なのだが。勿論、小学生クラスもやります。
ブラジル人も良いプレーを「見て覚える」ので、君達もその環境が必要です。
体の使い方、そのポジションの役割、蹴り方、止め方、ワンタッチコントロールの本質、DFの仕方、相手の抜き方など色々あります。
夏に全質問者を集めて、実演会を開きたいとも考えていますが、中々難しいでしょう。
興味があったら、投稿して下さい。
- プロを夢見ているなら「Q&Aの質問者たちへ」
- こんにちは、COJBの今野です。
今日までにも、全国から私達COJBのHPに辿りつき、数々の質問、切実な悩みなどを送ってくれてどうもありがとう。
このコーナーを開設してまだ1年にもなっていないけど、300件以上の質問がありました。
勿論、同じ人が何回も質問してくるというケースもあるけど、今回改めて私が感じたのは、質問者の多くは将来プロ選手を目指しているということ、そして、君達の周囲にはこれらの技術や気持ちの持ち方、健康管理、怪我の知識、栄養など基礎知識を持ってる指導者の人が少ないのでは? と思わせました。
私のコラムページに「日本でプロを目指せる環境があるか?」
という文章を最近書かせて貰ったけど、プロの歴史がまだ赤ん坊のように小さい日本で、どうやってプロに近づくか?は非常に大切な考え。
夢を見るのは誰でもできる。
しかし、しっかりと地を足につけて目指す環境、指導が君達に必要だ。
その道のプロが指導する環境がもっと増え、プロの世界を知っている指導者が必要で、しかも人に正しく伝えていく能力を持った人間が必要だ。
際立った経歴がないと見向きもしてくれないJリーグの現状があるから、自然に眼が海外のプロチームに行く。
海外で、日本の何々選抜だったから・・・とか高校選手権で有名なったから・・・、
なんて通用しないから、経歴ある人無い人関係なく、現時点での力を見てくれるから、本人もこのまま続けてもいいのか、そうでないのか?の見当がつく。
そんな中で、私達は日々プロに近づくトレーニング(技術、フィジカル、得にメンタル的なものは重要、これなくしてプロはなし)を繰り返し、無名でブラジルでプロ選手としてプレーしている選手を育成するこどができた。
これらの選手達は意識の持ち方、姿勢、貪欲から始まり、技術、フィジカル、戦術の修得に繋がっている。
ブラジルでも評価され、プロに成ったが精神面の弱さの克服ができずにプロ稼業から足を洗った者もいるが、私達が資金援助していた。
しかし、無駄になった。
いや私達が勉強したといっていいだろう。
これからも将来有望な選手には後押しはするけど、それまでは研修だ。
でも人間誰だって可能性を持って生まれてくる。
ただそれを活かす環境がこの日本には中々ない。
才能が埋もれ易い国なんだな、サッカーに限っては得に。
だから、COJBはそんなもっと底辺のまだ誰も見向きもしない原石を探している。
そして日本、ブラジル、またこれからもう1つの育成大国ポルトガルなどと締結し、選手育成を幅広い範囲で確立していく。
Q&Aで質問してくれた選手達、又元選手、COJBはこんな場所なので、メールだけでなく、1度横浜までサッカーを私達に見せに来てくれよ。 中学生で高校へ行きたいのなら、昼間練習して午後から学校へいくことだってできるんだよ、今は。
私の所にも、COJBの存在を知らなくて何となく高校、大学に入ってから「まだプロ目指したい」といって後悔している者がいる。
学校の授業料も全部支払った後にね。
全く親泣かせだよ。
だめだよ、そんな親不幸なことしたら。
君達がサッカーを目指すことによって周囲が喜ばなくてはサッカーを目指す価値はないよ。
これだけははっきり言っておくよ。
目標を持って、物事を決めずに何となくやるから後悔するんだ。
「なんとなく人生」はダメだ。
周囲を不幸せにする。
たった1度しかない機会なの。
サッカーを二十歳過ぎて初めて目指すのはちょっと遅い。
なんにも基礎が出来てないなら尚更だ。
もっともっと早い段階で夢を見るというより、目標を立てるの。
野球のイチローがその典型でしょ。
それによって努力していくのだから。漠然とはダメだ。
やるならやれるところまで徹底してプロを目指す。
あらゆるものを犠牲にしてそれに集中する。
中途半端なら絶対に止めなさい。
時間もお金も無駄です。
真剣なら徹底しなさい。
例えプロになれなくとも君達は次の人生でしっかり目標も持てるし、考え方が絶対に変わる。
COJBはそんなところ。
将来、Jリーグからではなく、海外のプロチームから直接日本代表に呼ばれる選手を発掘、育成したいだけだから、我と思う選手、横浜で待ってるよ。
決して周囲が注目していなかった選手が注目されることってある。
何故か?
答えはそんなに難しくない。
サッカーはそのポジションに機能すれば、食べれるんだ。
ベースはあらゆる基礎。
そしてプラスアルファでもう1つ自分のセールスポイント。
その辺のチームとプロで通用するプレーは全然違う。
場面一駒一駒が勝負だ。
プロを目指すなら、しっかりとプロというものがどういうものなのかをしっかり勉強して目指そうぜ!!
それは決して技術だけで片付く世界ではないということだ。
- チームメイトのやる気を引き出すためには?
- やる気にさせるのには、きっかけが必要です。
君はキャプテンをしているということですが、コーチはいませんか?
コーチの存在が物凄く大切です。
もし、コーチが不在であればもキャプテンの君がチームの雰囲気作りを買ってでなくてはなりませんね。
ただ、君1人では難しいと思います。君と同じく真面目に取り組んでいる仲間がもう1人いると色々、考え、一緒に悩み、大会に向けての準備ができます。
チームメイトにはあまり、刺激がないようですね。
例えば、練習内容が単調でマンネリ化していたりすると元々意識が高くない仲間にはさらに拍車をかけます。
勿論メニューにはフィジカルトレーニングとして走るというメニューがあると思いますが、とかく体力トレーニングは「ランニング!!グランド○周ね」というこがあると思いますが、この単調なランニングでは一番、仲間のやる気のなさが伝わってくると思います。
しかもこれから夏場でもっと暑くなります。ダラダラすることは間違いないはずです。
その時に、元々やる気のないチームメイトに「ダラダラやるなよ!!やる気だせよ!!」といっても、君に反発するだけです。
ですから体力トレーニングもただ走るのではなく、必ずボールを使った体力トレーニングをやってみます。仲間に対してモチベーションが上がる工夫をしていくかです。
言葉でいっても難しいので、行動やトレーニングの質を上げて仲間のやる気を促してみてください。
本来、チームキャプテンが考えることではないのですが、中々中学の部活でコーチを求めるのは難しいと思います。
君の目標を考えると、非常に環境は厳しいですが、ここで君のサッカーや人間性が磨かれると思ってください。
強いチームにいれば巧くなるというのは必ずしもイコールになりません。