とにかく元気がない!!
フィジコやフィジコテクニコ(フィジカルと技術が混ざった練習)の練習時はともかく、最後のゲームは、一番楽しいし、一番好きなことではないか?
同年代、年下とサッカーしているときは元気で声を出しているのを見たことがある。
しかし、ブラジルでフッチボウをしてきたコーチは思う。
なぜ、相手、環境が変わると自分が隠れる?消極的になる?
これ、サッカーで自分を売り込むなら、かなり損だよ。
これって、家庭では、べらべら喋り、お母さんに反抗し放題、しかし、外に出ると、
借りてきたガット(猫)のようになる、
内弁慶さんと一緒だよ(苦笑)
ダメだね。そんなんじゃ。
いつまでも、年間600人のサッカー選手を輸出しているブラジルの選手に追い付かないよ。
小学生メンバーには、大いに言いたい、
というか、敢えて言ったよ。
「一体、なんのために中学生の練習に参加してるんだ!」とね。
ミスするから叱るのではない。
今、出来ることを懸命にやらないから叱るのだ。全力でやらないから叱るんだ。
積極性に欠ける。失敗してもいい。何度も何度もチャレンジする精神が、日本人の育成年代には足りない。
一度チャレンジして失敗すると、二度はチャレンジしないで、消極的になり、隠れる。弱気になるんだ。
コーチが最初にブラジル人とサッカーした時、その大きな差を感じた。
ブラジル人がミスしても、謝らない。
コーチがミスしたら、めちゃくちゃ言われた(笑)日本流に最初は謝っていた。
しかしだ。謝った瞬間、攻撃的になるどころか、気持ちが受け身になる。
その後のミスは全て日本人のせいになる。
「ブラジル人はミスを認めないんだよね、最低だよ」ってブラジルに留学した人が、そのことだけを言う。
違うのよ。戦いの最中でミスは誰でもある、しかし、それを引きずらないように、とにかく、自分をPR、PR。気持ちは攻撃的にいく姿勢を崩さない。
日本人気質、常識からすれば、ブラジル人選手は図々しい。
しかし、ブラジル人から言わせれば、サッカーでの戦いは、戦場と同じ。
そもそもの捉え方が違う。認めたら負けのような空気が大いにある。
「ブラジルの育成年代と比較して日本は何が違いますか?」
と質問されることがある。正に、それ。
ブラジルの子は、ボールの要求、自分のPRが凄い。ミスしても、怯まず、何度も何度もチャレンジする。
だから、真逆だ。
このような環境で、育成年代からサッカーしてるから、ある程度の年齢になれば、積極性?チャレンジ?そんなことは当たり前の習慣だ。
ミスったら、自分で取り戻す癖も身に付く。
それも含めてPRだ。
小学生は遠慮する。遠慮するから、いつもプレーが受け身になる。
一緒にやりながら、厳しく叱り飛ばした。
「中学生と練習しているのに、年上に挑まないなら、今後、練習に参加させねぇぞ!」
そうしたら、自分でドリブル仕掛けて抜いていたし、ゴールまでしてた。
ほら見ろ、出来るじゃないか!
体の大小、スピードの違いではないんだよ。気持ちの問題。
日本の育成の問題点だよ。これが
元日本代表GK川口がコメントしていた。
数多く対戦した選手で、
今までで一番怖いアタッカーは誰ですか?また、それは何故ですか?
と言う質問。
「ロナウドです。何故なら、シュートをミスっても、怯まず、何度も挑んで来ました。威圧感か半端なかったです」と。
これなんです。