子供達は当然先は見えない
それは、我々大人がそうであったように、当たり前だろう。
水晶玉で、将来が見えるなら苦労はしない。
具体的に将来の自分、結果と経緯が明白に見えるなら、その将来が、自分の考えていることとかけ離れていることが、映ったなら、それこそ必死、人によっては、死に物狂いになって、行動を変えるだろう。
しかし、現実見えない。
なぜ君はプロになれなかったのか?
水晶玉で、その経緯と結果を見ることが出来るなら、今、現在の取り組みを改めれば先が見える。
今、COJBの新1年生は、2階級、3階級上の対戦相手と公式戦を戦えるチャンスがある。コロナの影響もあり、新一年生が同年代のカテゴリーで、公式戦デビュー出来るのは、かなり先の話になる可能性がある。
しかし、COJBのメンバーは、どこの一年生よりも先に公式戦に出場出来る可能性があるのだ。
これは、サッカー選手を目標としているなら、かなり好条件だ。
しかしだ。
今、与えられたことを、懸命に必死でやれなければ、残るものは少ない。
さっきまで小学生だったのが、中学3年を相手にするのだ。
体の大きさ、強さ、速さ、勿論違う。
しかし、サッカーは絶対こうなるということはない。
絶対的に強いチームが、そうでないチームに圧倒的に強く勝つとは限らない。
だが、「どうせそうなるんだ」と最初から諦めて、試合に臨めば、ボコボコは免れないだろう。
家に入るメンバーにも、家よりチーム成績が上のチームのセレクションにパスしなかったメンバーもいるだろう。
私が、少年クラブをあちこち訪問して、特に小6の子供に注目すると、
既に、ある程度、完成されている子がいる。監督に聞く。「あの子はどこか決まってますか?」と。
監督が「はい、 J下部に決まってるんです」と。
やはり…。身体デカイ、キック飛ぶ。
それだけで目を惹く。
しかし、その逸材が、ずっと無事に成長し、プロ選手になれる保証はない。
プロは、ちょっと飛躍し過ぎだが、高校、大学で、バリバリ中心選手になるかも判らない。
身体?
小学生時代は、デカイ。
しかし、中学生では、周囲もデカくなる。
足早い。しかし、足早いのは、沢山出てくる。
要は、小学生のまま、スターではなくなる可能性があるということだ。
しかし、小学生時代にセレクションに合格しなかったとか、1次もパスしなかったとなれば、審査員に現時点で目に留まらなかったのだ。それは、真摯に受け止める必要がある。
大切なのは、これからなんだよ。
小学生から中学生だせ?
誰が将来を約束出来る?
ただ、元々、目に留まらなかった人が、普通に、練習していて、果たして3年後に、優秀と見られていた子を逆転しているか?
いくらなんでも、それは厳しいよ。
だから、私は、敢えて厳しく言う。
現状を受けとめ、先に目標を持って取り組めとね。
飛び級で、活躍出来る努力をすること。
同年代で出来て喜んでるようでは、学生時代の想いで作りだよ。
皆、夢はプロ選手とは言うが、世界基準の選手達は、皆、飛び級で活躍してるよ。
15歳がアマチュア登録ながら、プロの試合にデビューすることだってあるのだ。
だから、キックが飛ばない。緩いボールしかトラップ出来ないとか、これしか走れないとか、自分の限界を自分で勝手に決めるなよ!って言いたいのよ。
要は、そこしか見えてない。
でも、これ当然。水晶玉はないから(笑)
だから、敢えて、どうしていると、こうなるということを、ちょっぴりだけど先を見てきた人間が、忠告はする。
それを、いち早く感じて、行動に移すか否かで、成長のスピードは変わる。
早く気づいた者が勝ちだ。
違う選手になりたいなら、違う行動をすることだ。
可能性は無限にある。
全力でやるべし。