ノビシロを各々で幅を拡げないと…
下手くそには下手なりの理由がある。
ボールがしっかり蹴れない、止められない。
何でなのか?を観察しないし、
間違ったやり方を延々繰り返しているだけで、
努力もしない。
練習終わったら、直ぐに、座り、携帯見てるだけ。
だから、下手くそなんだよね。
サッカーが下手なのは努力が下手なんだな。
蹴れない、止まらないが、何人もいたら、
無駄な体力を使うだけで、試合に勝てるハズがない。
単純に家のJr.ユースメンバー、レベルの比較対象の設定が低いのが、日々の練習を見ていて判るんだよね。
例えばチーム内では走れる、サッカーもそこそこやれる、身体能力もあると、どこかで、
満足し、錯覚を起こしてしまう。
比較基準が、チームメイトや、同年代になっているから、フィジコの様子を見ていても、
どうしても、どこかで「あいつに負けなければいいかなー」ぐらいで、終えている様子が窺える。
例えば、身近な比較…と考えると、
トレセン選考会に行って、選考にパスしなかった現実があり、その時は悔しいとは思うのだろうが、それも、不合格になった直後だけで、少し時間が過ぎると、また、元通りの取り組みと変わらない雰囲気に見えちゃうんだよね(苦笑)
走りにしても、木曜日のジャンプにしても、
現、チームメイトと自分を比較してしまう。
設定されたタイムに入れないけど、
あいつよりは速かったとか、
ジャンプの練習で『越えられないなー』
と思い、他のメンバー、特に、同年代のメンバーが、やれてない、跳べるようにチャレンジもしないのを確認すると、『俺もやらなくて良いか』と、チャレンジの連鎖もなく、
練習を終えてしまうメンバーが多い。
出来そうも無さそうなことを、脇目も振らずに、
ひたすら越えようとチャレンジする。
コーチが出した要求に応えられないのは悔しいから、何とか
チャレンジする、一歩踏み出す姿勢がないとね。
跳ねっ返りがない。と、言うか、
反発を感じないと言うか、
こっちも、それ以上のハードルを上げられないよね。
こっちが出した要求を超えて来るから、
「よし、今度はこれ出来るか?」と、ハードルを上げて、その選手の潜在能力を引き出してあげられる。
要求に応えられない内容と悟ると、
どこか自分の中で『別に、これは出来なくても良いこと』と、片付けてしまい勝ち。
チームメイトが例えば、横浜市、神奈川県のトップレベルの面子ばかりが集まるチームなら、まだ解るが、現状そうでないなら、そうでない仲間と比較して、
自分がチーム内で、身体能力や、サッカーが多少巧くても、満足出来るハズがない。
視ている範囲があまりにも狭いため、
ノビシロを自ら狭くしているのが、ありありと判る。
この根本的な意識を各々で変えなければ、
個々のレベルが上がらないと思うのよ。
実際、チームに怪物レベルがいないなら、
世の中には、怪物レベルな奴がゴロゴロしていることをイメージして、己を高めるしかない。
技術もそうだよ。
リーグで前半はそこそこ年上チームに食らいついて奮起する試合が増えたのに、
後半は一度均衡が破れると、スイッチが切れて、
立て続けに失点してしまうことも多々あるけど、
あちこちでミスが増えれば、スタミナは消耗する。ミスに対して、チーム全体が、余計に走らなくなる。だから、個々がまず、止める蹴るを練習時に正確に繰り返す意識を持たないと、
無駄な体力になる。
そのようなミスから、失点に繋がるものだ。
ミスが、多いチーム同士で競り勝って、
勝利に酔いしれていても、
上のレベルと対戦すれば、直ぐに、
メッキは剥がれてしまう。
だから、日々の練習でどこまで意識して、
取り組めるかだと思うのよ。
今は、底辺レベルでも、
意識の持ち方で、プロレベルまで変身するのは、不可能ではないから、気づいて、行動して欲しいのよ。
人が出す、要求を、横から横に流さないで、
陰で良いから努力して、要求をクリヤするくらいの意地がないと、
これから、色々なことで、要求されても
いつも『俺は別に…』と、流してしまうと、
己の限界値を上げることは難しいだろうね。
もっと努力上手にならないと。