【ブラジル通信】COJBは、このような選手を育成したい!

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2月に開催されるクラブw杯、南米代表は、リベルタドーレス杯を制したパウメイラスが2年連続で出場します。

また、現在ブラジルでU20、つまり育成年代の全国大会(145クラブが参加)がサンパウロの各地で、開催されていますが、この大会は歴史ある大会で、常にワールドクラスの選手、例えばネイマールなどが世に名前を知らせた大会でもあり、世界中のスカウトが、視察しに来ます。
この大会に、かつてCOJBの選手も、エントリーし、活躍し2つのプロクラブからオファーがありました。正に、育成年代の最高峰の大会です。
この大会で、ひときわ際立っている選手がいます。

それは名門パウメイラスの15歳、エンドリッキです。日本で言えば、まだ、Jr.ユース年代ですが、既にU20で、FWとして活躍し、10歳から15歳の今日まで、197試合、165ゴールをマークし、既に
バルセロナ、レアルマドリー、マンチェスターU、マンチェスターC、リバプール、フラメンゴからオファーが来ているパウメイラスの宝石と言われています。

ついこの間、高校選手権で青森山田が、圧倒的な強さで優勝し、その中でJリーグ内定者がいて、
注目を浴びましたが、世界では、そのような世界基準の選手が次々に輩出されている訳です。

長年、日本とブラジル間で色々な選手を見て来ましたが、まだまだ、日本国内だけでは、世界基準の選手を育成するのは、本当に難しいと思っています。

エンドリッキは、ブラジリアの貧しい家庭育ちで、両親と、兄弟の4人暮しだそうです。
1日三度の食事も摂れないほど、貧乏な家庭だったようです。10歳の時に何千キロも離れた地域から、サンパウロのクラブにセレクションしに来るには、お金が必要だったらしいですが、
その旅費がなかったため、ヒッチハイクで、
サンパウロまで来て、セレクションを受けたようです。彼の才能を感じたパウメイラスが、家族全員、サンパウロに引っ越ししてもらい、
エンドリッキの父は、パウメイラスのトレーニングセンターの職員として、働けるようになったのです。

ネイマールが、サントスで才能を見出だされた時も、家族ごとサントスが生活の保障をしたというエピソードがあります。

エンドリッキが、この先、どこまでのレベルな選手になるか?は判りませんが、

パウメイラスは、2月のクラブw杯に、このエンドリッキをエントリーさせるか否かを検討しているようです。FIFAのルール的には、クリアしたようなので、後はパウメイラスのスタッフが、
決めるだけだと。15歳で、クラブw杯のメンバーにエントリーされること自体、怪物です。

エンドリッキの例は極端な例ですが、
ユース年代の全国大会にエントリーさせて、
出場出来るような日本人選手を、もっと、輩出したいというモチベーションがあります。

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