を、無事に終えることが出来ました。
今回は10クラブが参加してくれました。
ありがとうございます。
この大会は、ジュニア世代、特にこれから中学生年代に入る前の子供達に、
プロ選手を夢見ているならば、夢を目標に変えて、決して諦めない気持ちを持って貰いたいというメッセージを込めた大会にしたいとして、スタートしました。
ジュニア世代は、まだ、本当に夢を見ている世代。参加者の大半は、プロ選手を夢見てサッカーしています。
中学生年代に入っても、中一でも夢を見続けています。しかし、中二あたりになり、同じ質問をすると、中一ではプロ選手志望がほぼ全員であったものが、少しずつ減る傾向が見えます。
中三になると、更に、中一の頃の勢いがなくなる人がいます。
それは、今の自分の現状に、周囲との比較、立ち位置を見始める年代になるからです。
ある意味、利口になるのです。
ジュニア時代の、なりふり構わず夢を見るという良い意味のバカになれなくなる自分が来るのです。
やれ、スタメンじゃない
やれ、トレセンで落選した
やれ、セレクションに不合格になり続けている
など、周囲と今の自分を比較し、
現時点で負けていると、諦めに入る人が、増えて来るのです。
それは、高校年代になると、急速します。
強豪高校、クラブに入ると、その傾向に陥る人が増えて来るのが、顕著に窺え、また、それらのレベルに行った人が、サッカーに区切りをつけたりすると、そこに行けなかった人はそれを知って
「尚更、俺なんて無理」と決めつけ、諦めます。
しかし、今はひと昔前と違い、プロ入りを目指すクラブが全国に増えています。つまり、受け皿が増えているということ。
しかし、大半は高校年代でサッカーに区切りをつけてしまうので、その先で競争する人が、圧倒的に減る。
この傾向は、日本サッカーの選手層の厚さをもたらさない1つの原因となり、つまり、皆が応援する日本代表の選手層の厚さに繋がらないということに行き着いてしまう。
王国ブラジルを例に挙げれば一目瞭然です。
サッカー選手は、貧困から這い上がる手段として一番の夢になります。もちろん、全ての人が、貧困ではありませんが、生活の手段となっているので、少なくとも20才までは、プロサッカー選手を目指す訳です。
日本が、高校サッカーで超高校級とマスコミから奉られている時に、王国では、既に、100億円もの移籍金がついて、レアルマドリード、60億もの移籍金で、PSG(パリサンジェルマン)に移籍が決まっている15才、16才がいるのです。
この例は極端な例にはなりますが、このような根底と、日本がw杯でベスト16から脱出することと、まんざら無関係ではないと思うのです。
大会の話に戻すと、
「夢を諦めない」というテーマのように、
現時点で何も得てない人でも、自分を信じて突き進めば、プロという夢は叶う。
その象徴が、今回特別ゲストとして、参加してくれたOB、吉野と宮部に繋がります。
セレクションもやらないような、小さな街クラブからも、プロ選手が出るということです。
エリート路線から外れた人でも、周囲と比較して、自信を失くすのではなく、
自信をつける努力をして欲しいし、周囲のサポートもそのような声掛けを子供達にして頂きたいと思っています。
この大会はそのような主旨で開催しています。
また、第3回目は新しい試みとして「フンダメント=基礎 サッカー教室」を僅か30分間の時間でしたが、実施しました。
いつも、ずっと所属チームでもやったことのある「止める・蹴る」のごく当たり前の基礎技術のポイントを抑え、この技術がゲームでどこでどの瞬間に使用されるのか?も軽く解説付きでやられて貰い、実際に、子供達にもやって貰いました。大分、苦戦していていましたが、真面目に取り組んでいました。W杯は、別の角度から観れば、本当に緻密な基礎技術の祭典だと思います。ハイスピード、ハイプレッシャーの中で、ごく普通に精度高い技術を選手達は披露しています。これは、育成年代からの鍛錬がここに現れている証拠です。日本の育成年代に最も不足している要素の1つであると思っています。今後も続けて行かなくてはならないとこの大会でも思いました。
また、大会参加者からは、ブラジルの恵まれない子供達に贈る、履けなくなったシューズやシャツ、ボールなどを持ちよって頂き、ブラジルに訪問する度に、贈呈していますが、
いずれ、このような子供達のサッカーチームを日本に呼び、日本の子供達と一緒に、サッカーを楽しみ、交流出来る機会を作るのも、Copaの夢の1つです。
今回も参加して下った方々、この企画に賛同して下さっている協賛会社、スタッフの方々に感謝致します。
Muito obrigado