体育館の基礎に特化したスクールを長年やって来ているのだけれど、それが大事な事として、理解している保護者は確かにいるのだけれど、ジュニアの試合や練習を観ていても、本当に、思ってしまうのが、基礎練習の取り組み方の甘さと、基礎の無さ。
その中で、ジュニアユースまでは特に、その確かな基礎技術を習得したら、高校年代で、ちょっと違う評価を指導者から貰えるのに、なんか、ジュニアユースクラブを選択するのはそこではないんだよね。
基礎なんてどこでも身に着くと思っているのだろうね。
いやいや、身に着かないから。
なんでもそうだろうけれど、やれば良いってものではないんだよね。
ちゃんとポイントを抑えてやらないと。
実戦で発揮できなければ意味がないのだから。
個々に癖があるのよ。ボールの蹴り方にも。
正確に蹴れる、出せる、コントロールできるにはやはり根拠があるの。
それを指導されていないから、上手くなれない。
なにをどうすれば巧く見える選手になると思いますか?
派手なドリブル持っていても、実戦で通用しなければ、巧い選手として評価はされない。
地味でも、来たボールを冷静に、正確に処理出来れば、それだけで「安定感がある選手」として、そこそこ選手を見る眼が指導者にあれば、ちゃんとAチームに呼んでくれる。
結局、下手くそな選手の代名詞って、ボールが止まらない、蹴れないでしょ?
でもそれって基礎なんだよ。
そんな地味な基礎練習を、成績上位を維持しなくてはならないクラブが、そこを特化して、練習すると思いますか?同学年に30名以上もいて、1人1人技術チェックできると思いますか?
そのまま、大切なものを忘れ物して高校年代に進んでしまい、結局
「俺は実力ないからC、Dチームなんだ・・・」って諦めるのよ。高校行って。
努力なんて皆しているの。どのような努力の仕方をするのか?なんだよ。大切なのは。
体育館に参加している小学生には、常に個人的に伝えている。
「お前、上のリーグにいるジュニアユースに行くのだから、その基礎、そんないい加減な基礎の取り組みではそのリーグで通用するような選手にはならん。だからしっかり取り組んだ方が良い」と苦言を呈する。
当たり前でしょ、育成年代で大切なことだし、どこでも通用して、「あの選手、本当に技術しっかりしているよね」って評価されて欲しいしね。体育館に参加したからにはね。
近い将来、どこでサッカーをしたいのか、目指したいのか判らないけど、
技術は絶対。結局、ステージアップすればするほど、その技術を問われる。
それに早く気づいて欲しい。
どんな選手だって、行ったところで評価されたいと思っているはず。
だから、皆セレクションを受けに行くのでしょう?
だめよ、ポイントがズレたままサッカーしていても巧くならない。本当の巧さにね。