僕は、子供達が、やがて大人の精神に成長していく上で、もっとも大切な時期は、中学生年代だと思っている。もちろん、小学生、高校生年代も発育していくには、大切な時期だけど
多感で、グラグラする年代は、中学生年代。
だから、中学生には、意図的に突っ込んだアプローチをすることがある。
人が見る自分への印象を作り出しているのは、結局、自分ということ。
キツイ走り込み練習をどことなく、避けてやらないメンバーがいる。
当然周囲から「お前、さぼりだろ?」と言われる。言われた本人は、気持ちが良い訳がない。
しかし、言う方も、言われた側の日頃の行いを見て、そう言っていることもある。
なんも、疑いがない行動をしている人に、
そのような言葉は出ないハズだからだ。
言われるのが嫌なら、自らそのイメージを自らの行動で、払拭するしかない。
言われたことに一瞬、腹を立てることもあると思うが、ふて腐れる方向に行くならば、自ら、そう思われない努力を心掛けた方が、
前向きだし、成長すると思う。
もう一人の弱い自分と向き合い、それを乗り越える習慣を身に付けることだよ。
これも、中学生年代でしっかりベースを作ることだ。
まだ中学生だから…と、周囲が甘やかせば、
大人になり、身体の見てくればかりデカくなり、中身が伴わないアンバランスな人になりかねない。
身体は一端にデカイが、中身は未成熟ということだ。
折角、会社に就職出来たのに、無断欠席、遅刻も平気でする。言い訳を作り出して、会社を休み勝ちになる。
会社から信用されるハズがない。精神的に未熟なため、いつまでも下っ端扱い、どんどん後輩社員も入社する。
しっかりした後輩社員なら、精神的未熟な先輩社員をバカにするだろう。
しかし、未成熟な人は、指摘した人間に憤慨する。自分が自分のイメージを日頃の行動で、作り出していることを顧みず、人を責めてしまう。だから、一向に、自らが成長することはない。
人は、歳を取れば取るほど、言わなくなる。
面倒くさいこと、また、言っても無駄だと思う人には、自然と指摘しなくなる。
しかし、中学生ならば、まだ言われも、
沢山恥を掻いたらいい、改める時間はいくらでもあるのだ。
周囲に、その、これからの若者のためを思って、指摘してくれる人が多ければ多いほど、
その若者は幸せ者だ。
やがて、大人に成長すれば、
その指摘が、感謝の気持ちに変わる。
その時が、本当に成長した時だ。
サッカーを通じた、若者達の育成は、
これからも続く。