【育成ブログ/もっと熱くならないか!!】Jr.ユース年代で一番養う必要がある大切なものとは?

COJBには昔から「泣く子も黙るフィジコ(=フィジカル練習)の日」がある。

単純にフィジカルトレーニング日があるのは、どこのチームでもある。

運動生理学的にも、中学生年代は、心肺機能を高めるためには、最高の年代と言われています。

全く体力、走力がないメンバーが、コーチに尻を叩かれながら、本人もそこに打ち勝つように努力し、年代を重ねる毎に、見違えるように結果をもたらしている例は過去から今日まで、継続しているのですが、高校、大学で真剣にサッカーを続けて、そのレベルに追いついて行くためには、ジュニア年代、Jr.ユース年代の土台、特に中学3年間が、先の明暗を分けると言っても過言ではないとつくづく感じます。これをJr.ユース設立してから17年間継続しています。

一方、ステージアップしてまで、サッカーを真剣にやることは考えていない人も、近い将来、厳しく、険しい社会を乗り越えて行く必要があることは、早かれ遅かれ、殆んどの人にやってくると思います。

厳しい社会を乗り越えるために、その走力を養うのではなく、それを超えられる精神を養うということです。

人それぞれ内容は違うけれど、生きている内に、何かを超えなくてはならない時があると思う。学生時代に、厳しい事、苦しい事に挑戦し、超える免疫を作っている人と、そうでない人とは、いざとなった時に、精神的な強さが違います。

その免疫を作るには早ければ早い方が良いと思っている。特に中学生年代は本当に最適な年代。

単に体力をつけるためならば、もっと合理的なやり方はあると、コメントする人も多いでしょう。 確かに現代はそれがあるのです。

しかし、COJBが考える走り込み、フィジカルトレーニングは、単に身体を鍛える、体力をつけるためだけではないということ。

設定タイムがあったり、グループでタイムをクリアしなくてはならなかったり、やるメンバー達は、「今日はどんなメニューが待ち受けているのか?」と、緊張感が湧く。

すると、ある一部のメンバーが始まるんです

スタートする前に、腹が痛くなったり、途中で足が痛くなったりして脱落する等々。

そこに個々にスポットを当てると、色々なものが視えて来るものです。例えば、脱落してまた戻ってくるメンバーもいれば、一度脱落したら、終わりまで戻って来ないメンバーもいます。

この間も自分との戦いなんです。

『ああ、コーチになんか言われる』『チームメイトに皮肉を言われる』『どうしよう、戻って、またタイム入れなかったらひんしゅくだし・・・』と受け身思考。

一方、途中どんなに苦しく、タイムも全然クリア出来てないが、最後までやり通す面子もいる。もちろん、かろうじて、クリアする面子もいる。これの方が却って稀なケースかも。

諦めない、最後までやりきること。

『今はダメな自分がいるけど、最後までやりきってやる』『俺は何を目標にしているのだ?もっと高みだろ?』『この苦しさなんてほんの一瞬だろ!!』『ここを超えれば、また一歩成長できる!!』

と、前向き思考に変化して行きます。

それによって「自身が乗り越えた」という成功体験を重ねて行くこと。

これ、かなり険しい人生を生き抜いて行く上で大切だと思うのです。

この精神は決して中学生年代のサッカーというくくりだけではないと思うのです。

だから、単に、中学生年代のフィジカルトレーニングで体力をつける、筋肉をつけるということも大切、しかし、もっと大切なのは個々の精神力を養うこと。

体力は一時、精神力は一生ものです。

COJBのフィジカルトレーニングの宣伝をしている訳ではなく、中学生年代で最も養えるものは、サッカーの技術そのものだけではないということを知って頂きたいということです。

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