COJB に入って来るプレイヤーも割と、メンバーにストロングポイントなど、特徴がない、
自らそう思っているジュニアプレイヤーが多い。
メンバー1人1人に特徴がないなら、敢えて探すんです。
ちょっとしたモノでいい。何かを探して、そこをまずストロングポイントに仕向けるのです。
例えば、足が遅いならば、
技術を徹底的に意識させます。
コントロールに時間を掛けない、人一倍、状況を確認する。
地道にコツコツと努力が出来ることもストロングです。
足が遅い人は、中々、速くなりません。
しかし、瞬発力は難しいけど、有酸素運動はかなり成長出来ます。
サッカーやる上で、確かに、足が速い方に越したことはありません。しかし、ないものねだりしても仕方ない。もちろん、少しでも足が速くなる研究や努力は継続した方が良いが、そこに時間を費やす以上に、ボールを正確に蹴る技術や、コントロールする技術、受ける前には既に、どこが相手の弱点なのか?を把握し、そこに正確にボールを放り込めるよう、日々訓練した方が、より目標に近づく可能性がある。
技術を人一倍磨くのです。その磨き方は沢山あります。
COJBを選んで入るメンバーも、うちに来る前も、あちこちのJrユースセレクションを受けて内定貰えなかったメンバーがいる。
だけど、夢は持ってる。
ならば、メンバーのその夢を、いかにして手繰り寄せるか?
目先の目標で、高校年代になっても、指導者にしっかりと眼を掛けて貰えるよう、個々の特徴をハッキリさせて行くのです。
そのためには、ダラダラと、サッカー平均点を獲ってもダメなんです。
人から眼を惹くには、まず1つ、5を獲る。
5を伸ばし、他の平均点も少しずつ上げて行く。
ないなら、探すんですよ。探して、伸ばして行くアドバイスをするのです。
やがて、自信がついて来ます。
「俺でも出来るんだ!」って。
しかし、これは、沢山メンバーいたら、無理です。
指導者の手が回らない。1人1人に時間掛けられないから、結局、流れ作業になるんです。
チームが、リーグ上位に居たら、チームを勝たせるための練習が中心になる。これが自然です。どのチームも下に落ちたくないから。
チーム勝たせるためには、即戦力なプレイヤーを起用するのはごく当たり前になる。
フィルターでろ過して残った者だけを
面倒見るようになる。
だから、スタメンには入れないが、その狭間にいるようなメンバーは別として、その下にいるメンバーは、中々気に掛けられなくなる。
練習場所、だいたい2時間のところが多い。
同日に何箇所かに分けて、びっしりと2時間練習出来れば良いけど、指導者の数を考えた時に、
果たして、個々に特徴を磨く練習をする余裕があるか?と言えばそれは難しい。
そうなると、各々、汗は掻くけど、
練習そのものは「こなす」だけになりがちだ。
要は質が上がらないということ。
部活は、レベルアップをするのが難しい、
専門的な指導を受けるのが難しい、
と思ってクラブを探してるのは良いけど、
クラブも、在籍に人数に応じて、指導者の数、
練習場所の広さ、使用可能な時間などを考慮した時に、己を磨ける環境でないと結局のところ伸びない。
でもクラブの方がよっぽどお金掛かる。
結局、高校年代に行った時に、あまり伸びてないため、起用して貰えないのは、勿体ない。