まず大きなテーマは、
【サッカーは一時、人間性は一生】
サッカーの技術は、サッカーをやっている期間しか役に立たない。普通の会社に入って、サッカーが巧いです!と言っても通用しない。
しかし、サッカーを通じて学んだ人間性、精神面、振る舞いなどはどの社会に行っても一生役に立つと言う意味。
中学生は難しい時期。
素直になれない時期。
平気で嘘をついてしまうし、失敗もしまくる。
好きなサッカーでも気分が乗らない時もあるし、
それによってコーチに忠告、お説教され、
反発心を抱いて、練習しないでいる時もある。
それはそれで、成長過程ではあることだし、
全否定はしない。
中学生になると仲間同士で格差も出て、
自分が一番レベルが上と思うと胡座をかいてしまう。
調子に乗ってしまう年代でもある。
楽しいことが優先で、有頂天になり、
周りが視えなくなり、失敗をやらかしてしまいがち。
20年近くも中学生を拝見していれば、それは色々な中学生がいるもの。
コーチに叱られたら黙る。
逆に歯向かうのもいる。
決して、右向け!と言ったら右を素直に向く若者を育てたいのではない(日本の社会では、それが受けると思うけど…)
生意気言っても良いが、
自分には嘘をつけない。
挨拶1つ取っても、
コーチには挨拶するけど、コーチと話をしている、保護者、関係者には挨拶しないで帰る中学生、
わざわざコーチが「こちらには挨拶しないのか?」と言わなくてはならないのは、
我々コーチの指導がお恥ずかしい限りになる。
家庭での躾や教育で疎かになっていることと
結局、同じことになると思う。
まだまだある。
トイレはスリッパで入るところの場合、
出る時には次の人が履きやすいように、出てくると言う配慮が出来れば素晴らしいけど、
それよりも、そんなことの前に、ぐちゃぐちゃに脱ぎ捨て、そのままにして出て来てしまうなど
そのような配慮が出来ない人が、
仲間が受けやすいパスに気を使える訳がないと思う。
我々は指導者でも、全然、足りないことが山ほどあるし、失敗もする。
失敗したら、年下関係なく、立場なんて関係なく、
頭を下げる。
そんな立場でも、後進には伝えて行かなくてはならない役目がある。
完璧でなければ言えない!何て、言っていたら、
世の中、先生になれる人なんて、1人もいないのではないかな。
中学生が間違った言動、行動をしている時に、
それを敢えて、親に代わって、言うか言わないかは、
指導者各々の考え1つだ。
でも、解っていることは、中学生はあらゆる土台を作る年代であること。
COJB の場合はたまたまその題材がサッカーなだけ。
中学生達よ!
我々はどんどん、君らの弱い部分の懐に入り込んで行くよ!