【育成日記/体育館編】2週連続でプロOBが刺激をくれた

先週に引き続き、Jr.ユース1期生のプロ5年目の和崎友作(25)が練習に参加してくれた。

彼は、小学4年からCOJBに所属し、COJBジュニアユースを経て、中2の頃から熱心に勧誘してくれたベルマーレ湘南U18に入団。その後、ブラジル、ラトビア、マルタ、ドイツ、ポルトガルと渡り、ステップアップしている。

ジュニアユース時代は全ての年代で神奈川トレセンに選出され、更にほぼ全員がJ下部から選出される中、セントラルトレセンにも選出され、ナショナルトレセンへの推薦の話も浮上していた。小柄だが、切れのあるドリブルとボディーバランス、ゴールに向かい、ゴールを量産していた。1期生であったため、先輩は当時存在していた16歳以上のプロを目指すCOJBの先輩達と真剣勝負を繰り返し、力をつけた。極端な年齢の違いで、チーム内のU13対16歳以上のメンバーと試合をしても25点差をつけられるくらいの違いがあったが、

後にこの1期生から僅か12名しかいない中から3名プロになり、1名はJクラブからオファーを貰ったが断わっているので計4名、そのレベルに到達している。

和崎こそ、ドリブルという武器を持っていたが、あとのメンバーはどこにでもいるレベルのメンバー達であったが、サッカーへの取り組みは純粋で真面目に取り組んだ。

メンバーの強い夢への志しと、コーチ陣のプロにさせたいという強い思い、

そして、いち早くその目標に直面していたトップチームの先輩達の影響もあり、

プロを目指すことが身近に感じられた時代で育ったことも成長の素の1つだということは間違いない。小さな小さな、極少人数のクラブからも、目標を叶えることができるということを証明してくれている。トップチームが社会人リーグとして戦っているクラブは今の時代こそ、沢山あるが、本気で個々がプロを目指すトップチームを見つけるのは難しい。

U13時代にU15の相手とリーグで対戦していた経験も⧺に働いたと思う。

U13時代は3年相手に18失点食らって、1得点しかできなかったこともある。

しかし、U14になると、U15のクラブを打ち負かすぐらい力をつけていた。

その中心選手が和崎友作。しかし、その他の11名も同時に力をつけていた。

その先輩の胸を借りることを楽しみにしていた、現U15のメンバーと

和崎の1対1。このメンバーもドリブルが好きな選手だが、和崎のキレのあるドリブル、ゴールに向かう速さ、ボールを決して捏ねることなく、シンプルに外して相手を置き去りにするものに対して、1度も勝つことができなかったが、間違いなく、刺激になったはずだ。

現役プロや高校、大学などでバリバリやっている先輩達が時に練習に参加して後輩達をずたずたに切り裂いてくれると、やはり有難いね(笑)

いつもとは全く違う刺激を受けられるからだ。

3期生のプロ、吉野裕太郎が参加してくれた時も、コンタクトプレーの強さ、身体の使い方を徹底して、後輩に厳しさを伝えてくれた。

このような環境を上手く融合して、より昔に近いものを作っていければ、

また、現在のJr.ユースからも真剣にプロを目指し続ける者も出てくるだろう。

目標に向かうのと、漠然とは全然違う。

本気で目指せば、途中、大きな壁が立ちはだかっても、それを何とか越えようと踏ん張る。

その踏ん張りがなにより、第二の人生にも役に立つ。

そのことをこれからの小、中学生に伝えて行きたいと思っている。

OBはプロになった、ならないは関係なく、紛れもなくクラブの大きな財産。

だから会うと懐かしいし、嬉しい。

本気でやったからこそ、余計その思い出話に花が咲く。

魅力のあるクラブを創って行かなくてはならないね。

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