OBの活躍

地道な努力で強豪高校で活躍するOB

高橋 剣

クラブ経歴
FCジュントス
FCCOJB
日本航空高校(山梨)
東京国際大学

9期生
また、一人ほぼ0のレベルから進化を遂げた。
天国に旅発った同期の仲間、栗山壮の思いも背負い、日本航空高校(山梨)に入学。
日本航空は山梨県では3強と呼ばれる中の一つ、強豪高校。
高校1年生期では「自分以外にGKが12名いるんです」とコメントしていた。
2019年のインターハイ山梨県決勝、彼は決勝戦のピッチに背番号1を背負って、ファインセーブを連発し、活躍した。
中学1年生期、厳しい厳しい走り込み練習、ぽっちゃりした体系で走ることが苦手。
いつも足を引っ張り、仲間に手を引っ張られて何とかノルマをクリアしていた。
ゴールする度に大の字に倒れ、限界を訴えていた。しかし、彼は絶対に練習を休まなかった。
あまりに苦しいので途中でクラブを離れるのでは?と思われたが、そんな心配は無駄な時間であった。2,3年期は驚くほど走力を上げ、チームを引っ張るほどの体力、走力に変身した。走れなかった弱い自分から仲間を引っ張る存在になっていた。
GKの専門練習でも以前は身体も重く、コーチに動かされていたが、年齢が上がるにつれ、取り組みも変わり、体系もスリムになり、キレのある動きを見せた。
こんなに変わるのか?と思わせられるOBは多くいるが、最初のレベルを考えたら、現在の成長ぶりはあまりにサプライズであり、プチ感動である。ただ、ある意味、サプライズではなく、なるべきしてなったとも言える。あれだけの厳しい練習からも逃げるどころか、更に練習をし、向かってきた。その伸びしろはあまりにも著しく見える。
強豪高校でスタメンを手に入れるとは・・・。インター杯は残念ながら敗れてしまったが、選手権に期待したい。この男の経緯を見て来ただけに、現在のメンバーは誰も言い訳はできないと断言できる。