【育成日記】日本の育成の問題点&Jr.ユース新規1年生追加募集します

個の育成を重視するFCCOJB Jr.ユースが2021年度の中学1年生を追加募集します。是非練習にご参加下さい!!

11/24(火)新羽中学校G 18:30~21:00

11/30(月)新田中学校体育館 19:00~21:00

お問い合わせ/info@mundo-do-cojb.com

お名前、所属チーム名、ポジション、希望日、希望動機、緊急連絡先を記入して下さい。

お待ちしております。

【日本の育成の問題点11/22ver】

子供は自分でやれる潜在能力は十分。

周囲の大人が手を貸しすぎると、その潜在能力を発揮する機会が沢山減ります。

自立心の芽生えが遅くなります。

子供達のダメな部分を敢えて、周囲の大人が、

カモフラージュ化してしまえば成長の本質は得れないと考えます。

大人がじっと堪えて、我慢すれば、

時間は掛かるかも知れませんが、子供は、自分で動きます。

子供達の潜在能力を十分に露にさせるのは

やはり中学生年代です。遡れば、ジュニア年代、小4から出来れば育成教育が出来ると理想だと思っています。

しかし、ジュニア年代に、このようなことが可能であれば、越したことはないですが、ジュニア年代には、ちょっとした、子供達の成長の種に、難しい壁があるかも知れません。

ジュニア年代は意外に、大人がかりで行動することが多く、子供の性格の癖が露になりにくいこと、また、中学生と違い、反抗期度も低いので、内面が見えにくい。

家では反抗期でも、家の外ではその反抗期ぶりを、自ら潜めて、家族以外の大人が気づかないことが多いのです。

言い換えれば、子供のダメな部分が、サッカーでは判っても、ピッチ外が見えにくい傾向にあると思います。しかし、このピッチ外の行動こそが、実はピッチ内で大きな影響をもたらすのです。

ジュニア年代で、規律違反をする子供、あまり聞きません。それは規律をあまり重視する状況がない、なぜなら保護者管轄で管理されているから、

規律を作っても、保護者によって、カバーされてしまう。つまり、子供達のダメなところが、見えにくく、ダメな部分があっても、保護者により、コーティングされてしまう場合があるのではないでしょうか?

例えば、忘れ物に関して挙げて見ましょう。私はジュニアクラブの現場で、子供が忘れ物をして、親が車で、子供の忘れ物を取りに帰っている光景を見たことがあります。

この場合、忘れ物をしたら、練習させて貰えない。という、ジュニアクラブに規律があれば、子供達は、事前準備をする癖がついて来ます。

しかも、自分のことは自分でやる。

失敗したら、自分でそれをカバーする。

親は一切手を貸さない。それが、自立への第一歩。忘れ物をしたらしたで、コーチにまず、正直に、素直に謝罪して、自分で、自宅まで忘れ物を取りに帰る。持って来たら、練習に加わる。

この子供は失敗しましたが、失敗したら、まずは謝罪。言い訳から入れば、社会では上司に「バカ者!」と説教されるでしょう。

社会人になって恥をかくなら、小・中学生でどんどん恥をかいて学ぶべきだと私は思います。

失敗したら、失敗した後の振る舞い方が、

本質ではないでしょうか?

子供達は、次は忘れ物しないように、反省し、考えます。

もちろん、同じ失敗を繰り返す子は繰り返します。コーチも立場上、叱る時もあるかも知れませんが、親が子供の忘れ物を取りに帰り、子供が、グランドで親が到着するのを待っている程、教育的に意味をなさないものはないと思います。

子供の成長に繋がらないものだと思い、ここはコーチも、叱りながらも、寛大な気持ちで、失敗した子供を受け入れる必要があるかもしれません。

要は、ジュニア、Jr.ユースの指導者がまず優先に考えなくてはならないのは、全ては1つ1つが、子供達の成長に繋がるものかどうか?を確認しながら、指導することがベースなのでは?

と日々思うのです。1つ何かを子供達にやって貰うのも、ただ、やらせるのではなく、

子供達の考える力を養えるもの。これが、中学生を拝見してきて思うことです。

ですから、遡って、ジュニア年代からこの環境が作れれば、中学生年代では、よりスムーズに、サッカー自体の指導にウエイトをおけ、また、更に、ワンステップ上がった指導も可能になると思うのです。それは、中学生年代からユース年代に移行するときも一緒です。

失敗させて子供達に勉強して貰う環境。

その時にどう振る舞うのか?

中学生になると、やることが増える、自分でやらなくてはならないことが増えるため、時に、一杯一杯になり、内面が露になります。

遅刻もやらかします。

平日は、学校があるし、皆、同じ学校、距離ではないので、委員会などがあると、練習時間に間に合わなくなるのは仕方ない。しかし、遅刻するなら、まず連絡です。

親がコーチに遅刻の連絡などは、中学生にもなればしません。無断遅刻、欠席をすれば、それ相当のペナルティも課されます。

土日の練習や試合の遅刻は言い訳が利きません。

朝早ければ、寝坊が殆んどです。

しかし、それに対して向き合わせれば、ちゃんと寝坊がなくなり、普通に参加するようになるものです。

中学生は、やることが増えるので、失敗も増えます。ですから、人間的な形成がしやすいのです。

ちょっと飛躍しますが、これが、小学生、中学生を経て、この年代で、ベースを作るための指導がされないまま、ユース年代に向かったとしましょう。

子供がたまたま、サッカーの能力に長けていて、指導者、周囲の大人が、チヤホヤする。チームの中心だから…と、多少の規律違反、素行は流して、咎めない。

そのまま、ユース年代になり、中心選手で有名になり、高校卒業と同時にプロになれたとしましょう。

ルーキーイヤーは、緊張感があり、規律も道徳心も意識します。しかし、慣れ始め、契約更新が続けば、人間、隙が出るものです。

チームのスター選手になると、スタッフも、そのスター選手にものを申せなくなり、やがて、暴走します。

クラブで規律違反し、クラブや同僚、サポーター、スポンサー等へのリスペクトも減ります。

このような選手、日本にも、過去、現在と

沢山います。しかし、中々、日本を牽引する資質はあっても、定着しないで、いつの間にプロの世界から姿を消してしまう。

このような問題になる前に、形成するべき年代はジュニア、Jr.ユース年代であり、

そこで身に付けたベースをJr.ユース以降で、更に、熟成させて行くことが大切だと経験を通じて感じるのです。

私の場合、たまたまジュニアからプロまでの世界を拝見させて頂いて来たこともあり、行き着いた答えです。

子供達は自ら考え、行動する潜在能力に長けています。

それを、大人がやってあげすぎか否かの判断をどうしていくべきか?

サッカー選手を育てる前に、子供達の人としての成長を促すこと、そのベースをジュニア、Jr.ユース年代の指導者が連係出来れば、

サッカーで人を育てることが、可能になるのでは?と思います。

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