どこまでもチャレンジし続ける男
和崎 友作
cojbU15の1期生は現在、ニュージーランド(以下NZ)リーグでプロ選手として活躍している。
この度、NZ全土で開催されているカップ戦に於いて、所属チームがベスト32に向けた試合で躍動し、1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導いた。
小学生から中学生までcojbでプレーし、湘南ベルマーレユースにスカウトされ入団。
トップ昇格は叶わなかったものの、ブラジル、マルタ、ラトビア、ドイツ、ポルトガル、パラグアイ、ドミニカ共和国、ニュージーランドなどのリーグでプロとして戦って来ている。
プロとして考えるならば、Jリーグだけではなく、海外でもこのような道はある。
ただ、ここで大切なのは、海外に行ってまでサッカーをしたい、プロ選手になりたいという強い意志と覚悟があるかが大切。日本国内もJリーグ60チーム、また、その下に社会人チームやセミプロチームもあり、全国各地に目指せる受け皿は拡がる。
大半は、日本の場合、高校サッカーが1つのサッカーを真剣に志す区切りとなっており、
ジュニア、ジュニアユースで、強豪チームに入るために、セレクションを早い段階から受けて、
トレセン選考会に推薦されるため、またトレセンに選出されるために必死に頑張っていると思うけど、なぜか、そのようなプレイヤーも高校サッカーで区切りをつけてしまうことが多い。
ジュニア時代でサッカーしている子の大半は、
将来の夢はプロサッカー選手と口にしているけど、中学生も1年生までは同じコメントをしていても、2年生あたりになると、その割合は少しずつ減る。
中学年代になると格差が出てくる。
自分と周囲を比較して自分が現時点で周囲より劣っていることが判ると、徐々に、『諦め』の気持ちが芽生える。
それまでは、朝練もやり、自主トレのルーティンも欠かさなかった子が、諦め精神に入りルーティンを止めてしまう。
ある意味、自分を早くから見切りをつける潔さで、利口だとは思うけど、ちょっと早いと思う。
逆に、周囲の事は気にせず、夢に向かって突き進める子は、頑張る。
周囲がどんどん諦める中で、自分が残る。
ルーティンを崩さず突き進んだことで、実力がつき評価され始めると、ますますモチベーションが向上し、力もあがる。良い意味でバカであることも大切。
彼も良い意味でのバカの1人と言える。
人生は一生に一度。
やりたいことをやれるまで諦めずやり続ける生き方も良いと思う。