日本からブラジルにプロになるために、
留学するプレイヤーは、昔と比較すると、
ヨーロッパより断然減ったけど、まだ、ブラジルが好きでチャレンジする人は全国単位で見ればいる。
日本人がブラジルでサッカー選手として成功するのは、かなり至難だ。
至難だけど、ヨーロッパで活躍する日本人プレイヤーが増えた以上、ヨーロッパだけでなく、南米で活躍する日本人がそろそろ出ても良いと思っている。
ヨーロッパ、南米、双方で活躍するプレイヤーが出ればまた、融合して日本代表も更に面白いことになると思っている。
ただね、南米はプレイヤーの宝庫で、あらゆる国への選手供給源だから、簡単じゃない。
36年間、ブラジルのサッカー事情、歴史を拝見していれば、難しいことはよーく解る。
でも、チャレンジしなければ、この先、日本人がメジャーで活躍する日は訪れない。
ただ、ヨーロッパで活躍している日本人は、
大半は日本でプロ経験を積んで、ヨーロッパに行ってるが、ブラジルに行ってる日本人は、サッカー留学生や、日本でプロにはなったが、何かしらの理由があってブラジルを選んでいるプレイヤーが多い。
しかし、そのプレイヤー達も、中々ブラジルの地で、
メジャーなリーグでポジションを奪い、活躍までは行ってない。
日本のトッププレイヤーは、わざわざブラジルに行きプレーしない。一時、話題を集めたプレイヤー(名前は伏せる)がいて、
歓迎ムードで名門クラブに所属したが、
あっという間に、退団となった。
あのまま、日本人として何シーズンかメジャーで戦い、確固たる地位を収めていたら、また、日本人プレイヤー株も上がったに違いない。
そう、元々プロ経験がある日本人が、
ブラジルに渡るが、なぜか継続性がない。
最低でも2シーズン、3シーズンと奮起するプレイヤーがいない。
なぜ?収入が低いから?
確かに、約束した報酬をしっかり受け取れず、
遅延、遅延が蔓延することもあるけど、
近年ブラジル国内も、クラブによっては、
驚くくらいの報酬を受けている選手、増えた。
非営利団体クラブからサッカー株式会社に変貌を遂げるクラブが増えたからだ。
アラブの富豪の買収、アメリカ投資会社がオーナーになったり、国内の富豪がクラブを買い取り、
財政難のクラブから立て直し始めた。
昔では考えられなかった、年俸が億単位になっているプレイヤーもかなり増えた。
それにより、ブラジル人選手の価格が高騰化し、
日本のクラブが獲得したくても、
高額過ぎて手が出ないというケースもかなり増えた。
日本人がブラジルで軌道に乗るためには、
ハングリーな連中とガッツリ戦う闘志があるか。
ブラジルは日本と比較してルーズなことが多いから、神経質にならず、忍耐強くなれるか。
ブラジル人のペースではなく、しっかりと自分のルーティンを維持できるか。
いざ、チャンスが巡って来た時に、しっかり結果を出すことが出来るか。