22日 2日目
Bom dia
7時〜カフェ、各自の部屋掃除
9時〜練習(ウニオン・モジ・ダス・クルーゼス)
サンパウロ州リーグU17を戦っているチームに混じり練習。先日のリーグ戦では、名門パウメラスに9失点も食らったそうだが、パウメラスとまともに戦う小さなクラブは中々見つからない。
このクラブから、ヨーロッパ名門クラブに移籍する若手プレイヤーは数多いからだ。
チェルシーのエステヴァン、レアル・マドリードのエンドリッキなどは、この名門から世に放たれた。
パウメラス相手に孤軍奮闘するプレイヤーがいれば、パウメラスがスカウトし、結局、ヨーロッパに移籍させる。そのサイクルがブラジルでは、出来上がっている。
日本で、まだ中学生、高校生で大会で戦っている間には、ブラジルでは14、15歳では、ヨーロッパのビッグクラブから眼をつけられていて、FIFAの海外移籍の年齢規定から解除される18歳の誕生日を迎える直後に、
ヨーロッパへの正式な移籍が成立する。
それまでは、プレイヤーの親と契約を結び、
仮契約を結んでおく。
W杯、日本敗戦後、サッカー協会の技術委員長が公の会見でコメントしていた内容
「日本と、W杯を制したスペインをはじめとしたトップレベルの国々の差はどこにあるのか。1つの基準として、欧州クラブNo.1を争う大会であり、世界最高峰とも称されるチャンピオンズリーグ(CL)の8強以上を戦っている選手の数を挙げた。
スペインはCLのベスト8以上のクラブに所属している選手が圧倒的に多い。その基準を日本の選手たちがしっかりと、CLのベスト8に常に、日常に身を置くことが1つの基準なのかなと思う。フランスもそうだし、アルゼンチンも元いた選手も含めればすごく多い。」
これ読んで、正にその通りとは思ったけれど、
いつも僕が思っているのは、そのようなプレイヤーが続々と輩出されるには、どうしたら良いの?
と、質問したい。僕は、もっと根本的なところに触れて、改善を図らないと、この類のプレイヤーは出ないと。それが、冒頭に書いた内容とリンクするように思う。
ブラジルは逆に、世界にタレントを輩出する宝庫にはなっているものの、ブラジル代表としては25年間以上も、優勝から遠ざかっていて、これから先も、
6度目の世界チャンピオンになるためには、相当の改革をしないと、まず手に入れることは出来ないだろうと言われている。
その中で、問題視されているのは、若いタレントが、10歳にも満たない卵に、スポーツメーカーや、大手エージェントがスポンサーに付き、早い段階から大金を手にしてしまうことで、気持ちが満たされ、貪欲にならなくなってしまう。そのようなことが、近年のブラジルのサッカー界から、かつてのスーパースターが生まれにくくなっている1つと言われている。ネイマールを最後に、
観ている者達を楽しませる正にブラジルマジックなプレイヤーは生まれてない。
さて、遠征の話に戻ろう。
やはり、カタタウ、カジューはポルトガル語のニックネームだから、ブラジル人から覚えて貰うのが早い、初日から呼んで貰っている😁
大概は「ジャパ」だからね。
ただ、カタタウ、カジュー以外もジャポネースだから、名前さえ呼んでくれないことが多いが、
サッカーで印象づけ出来れば、名前を覚えてくれるシビアな世界だ。
コウタは、U17のGK練習に混ぜて貰った後、
ハーフコートでGKを交ぜたゲームに入ったため、スタッフ、オズマールが反対側のゴールに連れて行き、専属練習を開始した。
日本では、隆吾コーチから基礎を学ぶ日々だが、また、違う環境で違うGKコーチから学ぶ機会も貴重な時間だと思う。
卒団したアオトも、同じチャンスがあり、成長した。

さて、チームとしては、特に次代を背負う、
U14メンバーの改革を試みないと、COJB の次代の光が見えて来ないと思っている。
その中で、特に改革を試みないとならないのが、
リュウノスケだ。ボールを持てばそこそこサッカー出来るのに、本当に静か。
「声を出すことは、仲間を助けることになる」
とアドバイスし、本人も「わかりました」と言うけど、中々、これが難しい。
「よし!まずは、その目に被さる髪の毛を何とかするべー、あまりにも見てくれも弱そうだし…」と、本人も受諾し、床屋へ。
宿舎内にある床屋は、カジューが切ったけど、
結論、値段が高かった。2300円也。
最初は1600円で切ってあげると言われていて、カジューは理由が分からず、切って貰っていたが、後々、モイゼスが払いに行ったら、
「子供達が複数名、切ったらの話だよ」と言われて、
モイゼスは、納得が行かず、他の床屋に連れて行った😁
リュウノスケ床屋代1150円也。
ちょっと、上の髪の毛を残し過ぎてしまった感がある。
あまり、結局、以前と変わってないことに気づく…苦笑
モヒカンでも良かったと思うけど。
どうせ、夏休み中に長くなっちゃうだろうから😁
16時〜練習(FCマウタ)
このマウタは、毎年、合流させて貰っている選手育成クラブで、連盟に登録してリーグを戦うことをせず、代表が持つコネクション、特にポルトガルには、15名以上のプレイヤーを送り出し、テストをさせている。他にはイタリア、クロアチア、ブラジル国内など、頭が出て来たプレイヤーを送っている。
下は11歳、上は23歳まで、時には一緒に混ざって練習しているから、COJB のメンバーが加わっても、違和感はない。有難いクラブだ。
また、ブラジルでプロ挑戦しているメンバーも、
時折、クラブを移籍するまで、ここに加わり練習している。
形態は、COJB と似ているかも知れない。
19時〜ジャンタール(夕食)
コーチは、メンバーと一緒の時間帯に夕食を摂れなかった。
今日のメニューは、
ビーフストロガノフ、サラダ+ブロッコリーがメインだが、タンパク質のお祭りみたいなメニュー。
ビーフストロガノフには鶏肉も入っている。
なんと、コーチが食事する時に気づいてしまったが、タンパク質が豊富な野菜の1つ、ブロッコリーが山ほど残っているじゃないか!
なんてことだ!!
メンバーの部屋に行き「ブロッコリー何個ぐらい食った?」
「4個ぐらいです」
「ダメだ、少なすぎる!!もっと食え、残すな!」
1度、メンバーはご馳走様をしたが、再度、呼び戻して、ブロッコリーだけ、全部完食させた。
「ただ、サッカーボールを蹴るだけが練習じゃない!」
やはり、意識がまだまだ、そこに満ち足りてないんだよね。
便利な動画があるんだけど、単に良い選手のプレーを観るだけでなく、足が遅いなら、少しでもスピードを手にするために、その類の動画を観て勉強し、実行に移すとか…
怪我に強くなる身体のケアとか…
皆、身体が小さいし、痩せてて、筋肉量が足りないのは一目瞭然だ。
しっかり栄養素を勉強し、必要なものを、必要なタイミングで摂取する、ただ食べるのではなく、いかに吟味して食べるか?
意識は、この3週間足らずでも作れる。
遊びに来ちゃうんだよね、ブラジルに。
コーチがメンバーに黙ってサッカーだけさせてるとね。
コーチも他の業務があり、ブラジルに来てるけど、
やはり、目が離せないのよ。折角、ブラジルまで来れているのだからね。学べるものは、全て吸収して、帰国して貰いたいのよ。
楽しむのは大切だけど、単に、ブラジル人とサッカーして楽しかった!
ではねぇ…。
20時30分〜へウニオン(ミーティング)
①食事について
②サッカーしている時以外の時間の使い方について
③メンバーからの報告
「ブラジル人とサッカーしていて、ボールが来ない、差別を受けたり、文句を言われたりしている」
こちらを向いて貰えないなら、プレーで見せて、
向かせるしかない。
実例を挙げ、
いくらJリーグではスター選手だったとしても、
海外に行ったらただの1選手としか見られないが、そのレベルであっても、最初は差別を受けて来ている選手が多い、しかし、長年、海外でプレーしている
選手はそれを覆して今日に至っている。
勝負の世界はどのカテゴリーでもあること。
それを感じることが出来ただけでも収穫だと。
「やるべきことをやらずに、携帯ゲームしている」
「人の部屋来て布団を荒らす」
いくら仲の良い仲間だとしても、3週間も
同じ時間を共有していれば、それは人間同士、
何かしら衝突や、ストレスにもなることがある。
しかし、溜めていても解決しない。
しっかりと腹を割って当事者どうし話て、
それを聞いた周囲がどう感じ、意見を出すか?
3週間、一緒に過ごす機会なんて、普通はない。
修学旅行だって、2泊3日だ。
3週間の意味は、色々なところにあることを
知って貰いたい。
Até amanhã (また明日)


