8月3日(月)
宿舎の月曜日は管理人のサムエルのデカい声から週がスタートしていると言っても過言ではない。
週末は、宿舎に我々しか居ないため、完全貸切。
宿舎関係者は、それぞれ地元に帰省する。
だからメンバーの声しか聞こえない。
今朝も、
サムエルのデカい唄声と、下の階にいるメンバーとの会話
「おーアミーゴ!ボンジーア」サムエル
通りかかったメンバーと挨拶を交わす。
「ボンジーア!」メンバーの誰か
ショップで買ったユニフォーム、特にコリンチャンスを購入したメンバーが多く、もう着てる😁
「コリンチャンス?パウメラスじゃないのか?」サムエル
「…?」返事がない。何を言われているのか判らないがのだろう。少し間を置いて、メンバーの声が…
「ああ、コリンチャンス、コリンチャンス!」
コリンチャンスだよー、って言いたいのだろうが、なぜ、コリンチャンスなのかは判らない
多分、ユニフォームの好みだろう😁
「あーコリンチャンスかぁ~、サントスじゃないとなー」サムエル
彼はサントスFC のファンだからそう言ってる。
中庭は、声が響くから上の階に居ても、
よーく聞こえる😁
無理もないが、全く会話が続かない😁
(日記)
抜き打ち日記提出、13日までの内容を書いたものを朝9時までに提出と指令を出す。
掃除後、練習までに、ただ何となく時間を過ごさせないためだ。
提出時間5分前。
6人が、提出完了。
提出に間に合わなかったのは?
はい、チャキ※でした…苦笑
※一般公開用にブラジルニックネームで記載してます。
昨夜、「持って来たノートがなくなったので、近くのスーパーに買いに行きましたが売ってませんでした」
「ならば、仕方ないから携帯に書いて置き、ノートが手に入ったら、しっかり移し替えることだ」
となっていたが、詳細はこうだ。
コーチは、メンバー全体に、スケジュールの関係でバタバタすることも多く、
日々の出来事を全て書くことは出来ないことがある。
しかし、前もって、気になったことを箇条書きにして置けば、その日のリアルな出来事を思い出せる。
チャキの言い分は、
「携帯に箇条書きにして置けば良い」という認識。
しかし、提出が抜き打ちになったため、
間に合わなかったのだ。
ただ、これには裏付けがある。
昨夜もミーティング後は、日記を書く時間はあった。
メンバーにチャキは何をしていたか?
と聞いたら、「ゲームしてました!」だった。
「ノートがないなら、メンバーにお願いして、
少し分けて貰うなり出来なかったのか?」(コーチ)
「貰えませんでした」(チャキ)
「それは、お前とメンバーの人間関係だからコーチは知らないよ」
「…」(チャキ)
「はい、また携帯預かるね、何か異論は?」(コーチ)
「ないです」
また、携帯は預かりになった😁
頭の中で、都合の良いことを考えてしまう。
『箇条書きにしていれば、後回しでも良いんだぁ…よし、ゲームやろう』と。
やらなくてはならないことは後回し。
自分の欲求がどうしても優先になる。
これは彼に限ったことではない。
大人は、自分の欲求は後回しにする。普通は。
子供がいれば子供を優先にし、自分のことは後回しにする。仕事も同じ。
チームで言えば、寒いけどグラセン。
自分の身支度は後回し。
暑くて、疲労困憊だけど、まずはチーム用具の片付け、自分のことは後回し。
それは、全て、大人になるための、基本的な精神。
中学生年代でその精神を身につける必要がある。
出来れば、小学生も高学年にもなれば、
そうしたいけど、COJB は、ジュニアカテゴリーのチーム活動はないので、ジュニアクラブの指導者の方々にお願いするしかない。
メンバーとコーチは、アミーゴ、友達ではない。
アミーゴになった瞬間から、規律も良い意味の距離感もなくなる。
だから、我々コーチは、メンバーに好かれようと思って指導はしない。
メンバーの将来のためにならない事は、
嫌われても、彼等のためを思って言い続ける。
これが信念。
だから、依怙贔屓もあり得ない。
これは、指導40年を経過しても、ブレない。
なんも偉そうに語る必要もないけど、
我々はたまたまサッカーなだけ。サッカーを教材にして、後身の育成をさせて貰っているだけ。
だから、一々苦言を呈する、我々を嫌いでも良い。
メンバーが大人に近づいてくれれば。
メンバーが、後に、より厳しい環境に足を踏み入れた時に、何かを感じてくれるようになれば。
OB もそれが懐かしくて、年代こそ異なるけど、
顔を出し、当時の話をしてくれる。
我々コーチは、苦言を呈したことを全て憶えている訳ではないが、受けた側は鮮明に憶えているものだ。
その度に『それぞれ、大人になって、色々社会に揉まれながら、奮起していているのだなー、あの時、厳しくしていて良かったかな』と思うことは多々ある。
中学生の現在籍メンバーは、
我々コーチに対して、腹が立つことは多々あるハズだ。
苦言をどんどん呈しているからねぇ。
しかし、我々は、その時の私情をメンバーにぶつける姿勢だけは、指導者として絶対にしてはならないと、自分に言い聞かせている。
我々も人間なので、間違いは犯す。その時は、
謝罪。そんな時のプライドなんて、
何の価値もなく、単にメンバーとの人間関係が
無くなるだけ。ただそれは、好かれるためのものではない。
指導者の権力で、無抵抗なメンバーを力でねじ伏せることは絶対にやってはならないと自分に誓っている。
時に「メンバーのため」と言いながら、
振り返ると、果たしてどうだったのか?と、
反省することもしばしば。
中学生は、まだまだ形成段階。
こうして、失敗を繰り返しながら、成長する。
苦言を呈するのは、割とエネルギーがいるんだよねー、呈したら呈しっばなしではないから。
チャキの話から脱線してしまったけど、
こうして色々露わになるということは、
決して悪いことではない。
それでなくても、大人しく、メンバーからも、
仲良しではあるものの「物を言わないから、何を考えているか判らない」と度々、意見が出るタイプだから、こうしたタイプこそ、中学生年代でどんどん曝け出す必要はある。
メンバーと2週間以上も一緒にいると、
良いところも見れて面白いものだ。

