ボール扱いが巧いのと、実戦で巧いのとでは意味が全く違う。
ボール扱いが卓越しているのは、越したことはない。無いよりあった方がいい。でも、サッカーはあくまでも人をつけてどれぐらい出来るか?が大切だし、
フルの広いコートで、そのボール扱いがどれぐらい使えるかが試される。
単純にリフティングが得意な人=実戦も巧いにはならない。
ボールを器用に扱い、曲芸師のようなフェイントを繰り出せても、試合でそれが活きなければそれはただのパフォーマーになってしまう。
卓越したボールさばき、例えば、ホナウズィーニョや、ネイマールのように、あのフルサイズの実戦で、活かしてしまえる選手は本当に稀な存在。
ただ、2人の共通点は、そのテクニックが主体ではなく、常に、ゴールに向かったプレーで、相手に取っては常に脅威であり、ゴールを脅かすための手段。
派手なプレーはないが、1つ1つ正確な技術がある人はやはり巧い。
日本ではピッチ外や相手のいない所で巧い、器用な人は多いが、実際に試合になると、そうでない人が多い。巧さをはき違えてしまっている可能性がある。
また、本当のプレッシャーの中でそれが出来れば素晴らしいが、厳しくなるとそのテクニックが活きないならば、ボール扱いは巧くても、サッカーが巧いとは言えない。
相手のゴールを目指して、よりシンプルに無駄がないプレーヤーが巧い。
すくなくとも、海外ではそのような選手の評価は高い。