【遠征8日目】
9時半
ヴィラマリーア練習U20
コリンチャンス ●0-2
こちらの人数の関係で、トップチームこそ参加しなかった。が、やはり勝てない。
しかし、やはり半数以上がブラジル人なのでボコボコにされる試合は今のところない。
ヴィラのU15のメンバーも申し訳ないが大したレベルではないのだが、随所随所では身体をぶつけられるし、戦えるのだよね。技術も大したことはないのだけれど、そこが日本人と違う所。
練習の参加回数や真面目さであれば、日本人の方が上なのは間違いない。
日本にもいるが、参加したりしなかったりする輩が。
ヴィラは、福祉のクラブだから、規律もプロ下部より緩い。ただ、良い資質の選手はU15,17,20にもいるのだよね。ジュベントス戦でも、2名がジュベントスの練習に参加するよう、モイゼースに要請があったばかり。ジュベントスはプロ下部だから、試合で良ければ、普通に声が掛かる。
ただ、ヴィラのようなクラブは、今日、素晴らしい試合をしたと思ったら、次にはグンと下がってしまうことがあるよう。気持ちの変動も激しいようだ。
確かに、U17の試合を、我々の試合の後に拝見したが、素晴らしい試合をしていた。
監督をしているモイゼースは、「ジュベントスのように選手を選んで試合で起用できない、今ある駒で、なんとか構成して、勝つために試合に臨むしかない、いつも同じ安定したメンバーで試合に臨めれば良いがそうでないため、じっくり育成するしかない」とコメントしていた。まったく、COJBと同じ。
同じ状況だ。だから、やはり、試合後も選手を個人的に呼んで丁寧に指導していた。
今、いるメンバーを何とか成長させて強くさせて行きたい。同じ状況下だと思った。
(リベルタドーレス杯観戦にて)
決勝T第2戦
パウメイラス×ゴドイクルス(アルゼンチン)
21時30分キックオフ
一流の試合を観戦しに行ってると思っても、その試合が必ずしも、一流と呼ぶに相応しい試合になるか否かは始まらないと解らない。
少なくとも前半はそんな試合だった。
入場料を8000円近くも払っていて、それに値する試合かどうか?は、運でしかない。
4対0で結果はパウメイラスが勝ったので、サポーター的には良かったと思うが、サッカーそのものを、吟味したい者に取っては、大した見応えがある試合ではなく、言うならば、個人的にはハズレ試合だった。
ただ、メンバーも眠くなる時間帯に、どれだけ試合そのものを勉強したかは疑問だけど、スタジアムの素晴らしさ、選手の後押しをして、盛り上げているサポーターの独特感のある、また、日本にはないリアクションの応援、側にいる観客のリアクションを見て楽しんでいた感じはあるので、良しとしたい。
観客も、大人しく観戦しているのは、日本では普通のこと、ここでは、そのような観客の方が珍しい。
まず、審判に対するアクションは、容赦ない。まず、グランドに姿を見せただけでブーイング(苦笑)
贔屓チームの判定が悪い場合は、罵声の嵐。女性が、観戦に行きたくない理由の1つとして挙がるのは、これらの罵声の内容だ。単純に罵る言葉が汚ない(苦笑)
相手チームに対しても、容赦ない罵声。
贔屓チームがだらしないプレーをすれば、ブーイング。良いプレーをしたら惜しみない拍手を贈る。
何が良いプレーなのか?もサポーターは熟知している。
スタジアム全体に、一体感をもたらすこのサッカーにおける連帯意識は、感心する。
なので、万が一高い入場料を支払って、試合内容が悪くても、観光客なら、ある程度満足して帰れる。
昨夜の試合はサポーターが入場料の対価をフォローしたかな(笑)
決勝Tも、ベスト8にもなれば、かなり質も迫力も違う。
パウメイラスは、同点でもベスト8進出だった。ホームの同チームが、劣勢な状況での試合であれば、もっと激しく、厳しい迫力ある試合になっただろう。
試合が終わり宿舎に戻ったのは夜中の1時。
明日も早いのでボアノイチ