【遠征9,10日目】

【遠征9日目】

9:30試合

対 グゥアルーリョスWMS 0-2●

2名が、COJBU14ドイス・ヴォランチ(ビン、ヒラ)ということで、試合をしてきているが、

ブラジル人相手にかなり苦戦はしてきたと思う。本来、ザゲイロ(CB)がボールを所持した時に、ヴォランチがボールを受ける、又は、CBからサイドバックを経由した時も、ボールを受けに顔を出さなくてはならないはずが、この件に関しては、ヒラは苦手、隠れてボールを受けないため、CBは必然と前線にボールを放り込まなくてはならなくなる。相変わらず声も出ない。

モイゼースにも同じことを言われていた。ビンは、ボールの置く位置が悪く、身体は使おうとするものの、パワーがないので、パワーで持って行かれてしまうことが多くこの遠征試合でも目立った。

ヴィラマリーア含め、ほとんどの相手は年上であったり、自分達より身体が大きい相手とばかりであったり、日本の現在の環境では中々経験できないことをそのまま経験出来ていると思う。

テラは右サイドバックで出続けたが、短いパスこそ、成功率は高くなったが、しっかりとボールを蹴る強さがないので、前線にボールが届かないことが多く、しっかりとボールを蹴る練習を繰り返す必要がある。3名に共通していることは、球際が弱い。

シュンスケは力強さとスピードを持っているが、試合における技術的な部分が不足している。

フットサルでの参加のリョウガは、力強さはないものの、器用さを持っている。

それぞれ、レベルアップできる種は持っている。

ただ、毎年、メンバーをブラジルで拝見していて思うのは、

将来、プロに近い、その軌道に乗って行けるようなブラジル人選手達と身近で比較をしながら、日本人選手がこの先に何をして行けば、その軌道に乗って行けるのか?を見せてくれることが大きいのだが、

中々、日本人が、この地で、個人的な評価を受けるのは難しいことが解る。

ブラジル人にとってのフッチボウは=生活、日本人は=生活に直結はしていない。

ブラジルは、プレーそのものに対しての見方も、生活=プロに直結していくためにはどのような姿勢やプレーをして行けばその軌道に乗れるのか?の追求の中でサッカーをしているが、日本はまだそのレベルには達していないと思うし、アメリカと同様にいろいろなスポーツに対しての人気が分散しているし、何をやっても生活していけるという背景があるため、そこに(サッカーに)焦点を当てて、日々生活しているというと、ちょっと難しいと思う。これは、良い、悪いという問題ではなく、それぞれの国で置かれている環境や状況が異なるからだと思う。

それでも、目指す者は本気で目指す。それに向けて何をするべきなのか?を真剣に考えるだろう。このブラジル遠征というきっかけが、その人にとってのきっかけになれば、素晴らしいことではある。

話を戻すけれど、

コリンチャンス戦後に、特にヴォランチの2名には伝えた。CBが2枚の場合や、ヴォランチが2枚の場合、どちらかの選手が、相手と身体を張れる強さがないと成り立たない。

強さがない分、トラップとパスで生きて行くことだ。相手のコンタクトを受けないように、相手からより遠いところにトラップをする技術だ。日本でもアドバイスし続けて来たことだが、こっちに来て、実感したと思う。「何を日本に持って帰国するのだ!!」と伝えたら、この日の試合は彼らなりに、意識をしてグランドに入ったと思う。こっちに来て、色々経験もしていると思うけれど、やはり帰国してそれを生かすことだよね。本人も、それを実感しているということを日記に書いていた

PM3:30

モイゼース、今野で、身体の使い方教室。

最後はサッカーバレーで締め。あまりにも弱すぎて弱い者いじめしているようだから、最後だけ勝たせてあげた(笑)サッカーバレーも基礎の塊。しっかり足に当たらない、正確にコントロールできない、ヘディングも弱い、だからモイゼース&今野組に一向に勝てない、3人がかりでも(笑)

感じて欲しいね。。もっと悔しがって欲しいね。基礎の無さを

体力は我々よりあるはずなのだから。

【遠征10日目8/1日】

9:30紅白戦 U20,U17

東洋人街、中央市場見学

中央市場は新鮮で旨いものが沢山売っている。フルーツ店が軒を連ねているが、店員が売るために試食用のフルーツをどんどん切り始めて我々に食べさせる。片言の日本語攻撃で(笑)

フルーツだけでなく、魚介類もあるが、ビッグロブスターなどが4尾で5,000円程度と安い。

散々、試食し腹が一杯になってきたところで、テラがシリモイヤというフルーツを買った。なんでも日本に持って帰るという。持ち込みがダメなんだけれど、買った。帰国2日前に買い、更に飛行機で2日移動、到着日は遅いからまず食べないだろう。無事に税関をくぐったとして、購入後5日、最短で6日後に

やっと食べれることにはなるが、果たして腐らずに食べるところまで行き着くか?という挑戦になる、ここに来で、テラが意外に面白いキャラであることがブラジルで判明した(笑)

ビンはずっと「眠い、眠い」と時間みつけては寝ている(ビンの寝顔写真はいくつかのパターンで用意しているので希望者の方はご連絡下さい・笑)ヒラは相変わらずモゴモゴ何を言ってるか判らないし、

国内遠征は特に強化合宿兼ねて行くこともあるので、中々。メンバーの素顔を拝見することはでき辛いが、ブラジルは遠征は流石に視れるよね。

※写真は携帯からPCに移動する時に不都合があったので帰国してから掲載します

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