【遠征日記em御殿場】長いのでご注意下さい!!

御殿場遠征合宿

ブラジル遠征日記の途中に割って入る形になってしまったけど、心の温度が下がる前に、掲載したいと思う。

小学生も年上と過ごし、ほど良い緊張感を学ぶ。

互いにサッカーというテーマがありながら、仲間と生活を共にすることで、見えて来ることが沢山ある。

そう言った意味では、今回のJr.ユース、スクール生合同合宿は、成功だったと言えるかもしれない。

クラブの用具管理、まず、自分のことより、クラブのこと。
仲間が動いている時の自分の行動

コーチからの指示待ちではなく、自ら、今、やるべきことを探す意識

これは大人の社会でも要求されること。

指示待ち、指示を受ければそこそこ仕事をこなす人、指示を受けても仕事が片付かない人

自ら考え、行動する。子供の内にその意識が習慣化されたら、大人になって役に立つはず。

この年代の短期間合宿は、サッカーという競技を楽しむ場だけに始終したら、ちょっと勿体ないと思っている。

最初は、大人が伝えないと、何をしたら良いのかは想像がつかない。

これは、大人が初めて新しい職場に入り、やることを教わるのと同じ。

上司が出てきて「自分で考えろ!!」とは、初日でいくらなんでも言わないよね(笑)

暑い時期は、体力を奪われる
疲れた時には、誰でも楽をしたくなる
子供なら尚更

しかし、後片付けをしなくてはならない

自分のことより、まず、チームのこと。

ボトルやアイスボックスを清潔に保つ
協力して洗う

数個のボトルに何人いる?ボトル様、幸せ?
一応真剣な目差しで

かと言って、洗い場も狭い
全員が入って洗えない
実際に洗っているメンバーを後ろで眺めているだけ。

では、自分は一体、今、何をすれば良いのか?

イメージする。考える。
中学生は、リーダーシップ、小学生はそれらに習い勉強しながら覚える

荷物沢山ある
自分のだけ持ち、スタスタ歩いて行く

皆、暑い、疲れてる、腹も減ってる
自分のことで頭が一杯。

子供ならごく普通。

そこを、そうではない!と意識させること。皆同じ立場。
身体の大小、学年は関係ない。
だから、年上に混ざる意味がある。

大会関係者の人が僕のところに来て、こう話していた。

少年サッカーも沢山大会に参加しますが、同年代とばかりで年上とやらせようとしない指導者が多く、育成的にどうなのか?と思い続けていたら、COJBみたいなクラブが参加して来たと。

でも、目的はサッカーの育成だけではないので、たまたまそこに到っているけれど、小学生から親元を離れて学ぶ機会は、多ければ多いほど良いことは間違いない。

1泊、2泊したって、直ぐに忘れちゃうから、体験だね。

家なら親が見かねて親が動いてしまっていることが多い。

知らず知らずに。

ならば、外で学ぶ必要がある。

小学生の合宿、お手伝いで、保護者が付き添うことが多いと思う。保護者と子供の距離感が大切。何のための合宿か?掲げるテーマによって違うと思うが、やはり、数日でも親元を離れて生活するのだから、自立だと思う。

自立体験。

あまり子供と親の距離が近いと、親は子供に近づき、子も親元に近づく。流石に中学生になるとそれはしなくなるが、小学生はやる。

手を出したくなる、口を出したくなるけど我慢して見守る。息子の行動を遠くで視ておく。我慢。これが、少年合宿の本質。

他人の飯を食うがごとく、
外に出て、人生勉強のほんの触りでも触れさせる。価値のあることを体験することは大切だと思う

朝食の時間は決まっている。
団体が多いから、後が詰まっている。
携帯目覚ましあるのに、寝坊する
3日目朝食は全員遅刻(苦笑)

遅刻して食堂に登場。

遅刻したから、その分、いつものようにしっかり朝食をとっている時間もない。かといって食べれない訳ではない。これが食べれなくなり、そのまま試合に行けば空腹状態で大変。大変な思いをすれば、一発で学習して、次からは目覚まし時計に一層意識が行く。部屋に5名もいて、1人も目覚ましに気付かないなんて、正直、あり得ないが、あり得た(苦笑)

失敗は誰にでもある。しかし、失敗したら、それをカバーしなくてはならない。マイナスをまず0にして、プラスにする意識は、子供でも持てる。持たせる意識は周囲の役目。

実際のサッカーはどうだったか?

小学4年生3名、5年生2名、6年生5名
中1、5名。

相手は皆、中学1年生だ。身体もデカイ。

U13相手にトータル、5戦で1勝1分3敗
フレンドリー1勝1敗

成績こそふるわなかったが、中身は濃い。奮起した。可能性を感じた。

まず、1勝したのは称賛に値する。

小人が巨人に挑む

全員寝坊遅刻した後の修正、カバーだ。

遅刻する前日までは、戦い頑張った。

それには称賛した。ご褒美に、夜、ビンゴ大会もしてリラックスした。お菓子も、ジュースも差し入れて、持ち上げた。

しかし、翌朝、全員寝坊した(苦笑)

やってくれるねー(笑)油断バリバリ。

これが小、中学生。

試合中、大会主催者の方がわざわざ僕のところに来て、COJBの戦いぶりを観て、
「感動してます。見るところによると身体の小さな子も多い中で、大柄な相手に怯むことなく挑んでいるプレーを拝見していて、良い育成をされているなと思い、失礼ながら声を掛けさせて頂きました」と。

有難いお言葉。

子供が子供自身、自分の可能性を体感する。自分でやろうと思えば、何でも自分で出来るということを知る機会になる

指導者、先生、親など子供の周囲がスーパーマンであればあるほど、とかく、子供は自分で考えなくても、行動しなくても、環境が整ってしまっているので、それが、普通だと子供は思い込み考えなくなる。

考えない子供を叱るけど、考えない環境を作ってしまっているのは実は周囲の大人の可能性もある。

親の観覧席とチームのエリアが近いと、特に小学生は子供の距離と親の距離が近くなるので、お互いどうしても意識するので、折角、合宿で短期間でも親元を離れて生活する環境にあるのに、子供は、親の側に寄り、何かを頼んだり、親は、どうしても子供が目につくのでかまってしまう

合宿効果、自立の体験が、その瞬間は効果は消える

状況、状態が劣勢であればある程、より力が入る。何とか勝たせたいために。
3日間で、声を出しすぎて最終日に、声が潰れてしまった(笑)

それぐらい、小人が巨人に立ち向かい、挑んでいる姿を見ると、何とか勝たせてあげたくなる。

初戦前に

難しい状況であるからこそだ。

どうやらCOJBはいつも、このような状況に立たされた方が、育成的に向いているのかも知れない

優秀で、充実した面子を抱え、上昇軍団を作りあげるよりも、下手でも、じっくり育て、通用する選手よりも、人間を育成することが本質なのかも知れない。

試合の副審、一度もやったことがない小学生、中学生。ルールのお勉強。いつも所属チームのコーチやお父さんがやってくれているからね。

覚えたか?

ボトル洗い。お母さん達がやってくれているから、綺麗にする方法が解らない。

自分で朝起きれない。

寝癖バリバリで朝食に来る。

朝起きたら掛け布団ぐらい畳む。

濡れたタオルをぐちゃぐちゃにしたまま床におく。椅子の背もたれに掛けるぐらいしないと、中学生になっても出来ない。出来ないのではなく、やらせないからやらない、出来ないだけ。

子供でも、黙ってやらせれば、ちゃんと出来る。大人が先回りして、スーパーマンのようにやってしまうから覚えないだけだと思う。

合宿はいいよね。お金は掛かるけど、ちゃんと対価があれば、どんどんやる価値あり。親元を離れて自立体験。

またやりたいな。

バックの揃え方が
しっかり食べて
お疲れモード
最終日

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