ブラジル遠征1日目
到着日は、夜に着くため、活動は何も出来ない。
空港から外に出てブラジルの空気を吸って終わりになる(笑)
エミレーツ航空で1人旅したシュンスケも空港外で落ち合う予定だったが、入国検査で並んでいたら、シュンスケが並んでいた。
無事に、ドバイで乗り継げたようだ。
1人は不安だったと思うが良い経験だろう。
シュンスケと一緒に乗って来たのだろう、サッカーの高校生ぐらいの集団が入国検査で並んでいた。
ジャージを着ていたから、確認すると
静岡学園と書いてあった。
30名ぐらい並んでいたかな。
この学校、近年は、ヨーロッパに遠征行ってると聞いていたが。
8時半朝食。
9時半練習。
ヴィラマリーアU15、17と合同練習。
このヴィラマリーアは福祉のクラブ。市もサポートしていて、経済的に恵まれていない子供達が、
サッカーに希望を持って集まっている。特にセレクションはない。
関わっているコーチ達は元プロ選手が多く、報酬なしで有志でU12、U15、U17、U20を指導
している。COJBもこのクラブに関わって約4年になる。
成長した選手がいれば、プロチームに送り込まれている。また、プロチームと契約が取れなくても、
再び、このクラブに戻り、練習に参加し、再度挑戦が出来る。
契約が取れたからといって、クラブから束縛されるものは何もない。要は、ビジネス対象の活動ではなく、
貧しい環境下で育っている子供達が、健全にサッカーを通じて大人になって行くことを応援しているクラブであるため、
指導者にも報酬はなく、惜しみなく、サッカーで培ってきた人生経験を子供達にサッカーを通じた教育を
手助けしているというもの。
COJBとしては、運営面のサポート、そして毎年訪問する度に、日本の皆さんから協力して貰っている
スパイク、シューズ、古着などを運んで、提供させて頂く事、それぐらいしか今はできないけれど、
自分を成長させてくれた国、サッカーへの多少の貢献が出来る良い機会だと思い、18年間続けさせて頂いている。その中のこのクラブは4年。
毎年使用している人工芝のグランドは、修理期間のため、使用できないため、まさにブラジルチックなグランドでの練習。
人工芝張替えの費用は市の援助で賄っていて、100m×75mのグランドで2千数百万とのこと。
ただ、中々、工事が進んでいないのも事実。
なので、その近くにある町が運営する施設を使用することになっている。
広さこそ十分ではあるが、グランド自体は見ての通り(笑)
しかし、ブラジルサッカーの原点はこれなんだよね。
個人的には、こっちのグランドの方が、ブラジルの根幹が伝わってくる。
味方のパス、ドリブルもどこに行くか予想もつかないから、反応は速くなる。
ラグビーボールで試合をする感じかな(笑)
このグランドでまともにサッカー出来れば、どんなグランドでもプレー出来る。
昼食を挟んで、
午後3時からは、プロ下部のJuventus(ジュベントス)U15と合同練習。
初日なのであまり厳しくは言わないけれど、身体が細い理由は食事の選択を拝見しても一目瞭然。タンパク質不足なのでフェイジョンをちょっと食べさせてみた。
「中々旨い」と(笑)
ジュベントスの下部組織としては、強豪のコリンチャンスやサントスなどとも肩を並べるレベルを毎年維持している。
U20の120チームで争うプロの登竜門とされる全国大会で準優勝や近年でもベスト4にも入っているまさに強豪。
良い選手が多く在籍している。
この日はフィジカルトレーニング日。
シャトルランのテストをしていたが、俊介が最後まで残っていた。選手が40名近くいるなかで
頑張っていた。
これで、本日の2部練習は終了。
ただ、フットサルで参加しているリョウガは、この後にいよいよ本番のフットサルの練習が
待っているから、実質上3部練習になった。
本人はやる気満々。身体は小柄だが、芯の強さを感じる。
それしそれで楽しみだと思う。
夜7時夕食
メンバー、疲れきっている。
飯どころの騒ぎではないらしく、
眠さで放心状態(笑)
なんとか口を動かしている状態。
食欲よりも眠気。毎年数日はこんな感じだ。
なんとなく、ビエイがブラジル人の中に入ろうとしている。
他のメンバーも折角の機会、どんどん積極的にブラジルの社会に入って欲しい。
「ここでボールが欲しい時に言葉が解らないからボールが貰えない」とビエイは感想を述べていたが、
それなら単語を覚えればいいし、もっと強く要求すればいい。
日本で言われていることをこの数日で学べれば大きいでしょ。
明日から試合になる。
そけではまた明日!! �