コロナで大分、時間が開いてしまいましたが、ようやく月曜日の新田中体育館の使用許可が出ました。
ご迷惑をお掛けしました。
10月5(月)から毎週(月/祝日を除く)、19時~21時まで、以前と変更なく、再開致します。
対象、小学(高学年のみ)~ユース年代。
また、毎年、Jr.ユースの体験練習にも適応しており、この体育館練習で、Jr.ユース入りを決める選手も、意外に多いので、是非ご参加ください。
マスクの着用にご協力下さい。
※保護者の方々のご見学は学校解放の規則により、基本的にご遠慮願いたいのですが、マスク着用、消毒、ソーシャルディスタンスを保ち、ご見学頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
【新田中学校体育館、基礎技術&身体の使い方強化練習の内容について】
体育館は、基礎技術(フンダメント)身体を巧く使いボールを防御するプロテージを中心に磨く場です。
基礎の大切さは誰も疑いません。
今日まで、数々のカテゴリー、レベルの選手達が参加して来ました。例えば、「俺は基礎は出来ている」
と、強豪チーム出身の選手は自信満々。丁度、私がブラジルに行った直後と同じ気持ちだと思います。
いざ、メニューを開始したら、「あれっ?あれっ?」と、困惑。いままで、所属チームで、やれていた同じメニューをやっているようですが、要求されることが、どうやら違うようです。
いままで、やって来た基礎は、試合では通用しない基礎ばかりと痛感したようです。
ただ、基礎だから…と軽視し、質があまりにも悪いのです。当たり前のことが当たり前に出来ない。そんな自分を知る場所です。
持ち前の身体能力、身体の大きさだけで、目立つのは小学生、また、中学1年生までです。また、ユースでも同じ技量の集まる選手達の試合のみだけです。
技術の質なくして、プロには近づきません。
この選手は、「もっと早く出会えれば…」とコメントしておりましたが、
「いや、まだ、これからでも大丈夫」と、伝えます。「自分の基礎レベルは最低」と素直に成り、1から学ぶ気持ちがあれば、上達は速いのです。
しかし、実戦で役に立つ、本当の基礎とはどういうものでしょう?
ジュニア、ジュニアユース、ユースなどを多く拝見していますと、なんでもない場所で、なんでもないミスを繰り返して、相手にチャンスをプレゼントしているシーンが沢山あります。
厳しい言い方をすれば、1つ1つが雑。
互いにミス連発で、足を引っ張り合っている状況です。
このようなシーンも、クラスのレベルが上がれば上がるほど、そのシーンは減ります。言い換えますと、精度が上がるということになります。
ボールが当たり前のように止まり、違う表現をすれば、しっかりと収まる。
収まるので、収まる仲間が沢山いれば、自ずとキープ力に違いが出て、相手ゴールに侵入する可能性も上がります。
プレーにロスがないので、余計な体力も使わないので、いざ、チャンスになった時は、自分の個性が発揮出来る余裕が生まれます。体力が余っているからです。
3つのスピードとして、
走るスピード、コントロールのスピード、判断のスピードを挙げますが、
走るスピードは、選手に個人差があります。スピードは持って生まれたものが殆んどです。
もし、これがない選手は、コントロールのスピードと判断のスピードを養えば、上のレベルでも通用します。
スピードなし、コントロール遅し、判断遅しが重なれば、中々、対抗するのは難しいでしょう。
しかし、スピード以外は小学生でも必ず身に付きます。
ボールが空中に浮いていればいるほど、コントロールに時間が掛かります。サッカーは、スピーディー且つ正確にプレーし、相手ゴールを攻める。
ですから、そのボールをなるべく早く沈める。また、パスの精度を上げる秘訣。
どう巧く、身体を使い、キープ力を上げるか?
ミス、ミスの連続であれば、無駄な体力を消耗するので、試合に負ける可能性は上がります。
このような技術を意識して、練習に取り組むことで、自ずと精度は上がり、上のレベルでも対応出来るようになります。
そのコツを体育館でお伝えしております。これは、私、今野がブラジルで、自分の基礎のなさをブラジル人と比較して、痛感し、ブラジル人の基礎レベルと身体の使い方を自ら体験し、克服したものを、細かく噛み砕いて、見本と解説を交えてジュニア~ユースまでの選手達に、お伝えして参りました。
メンバーは、まず、見て、受け入れ、実行してみる。この姿勢があれば、短期間、短時間で変わります。
逆に人の話を聞かない、見ない、やってみないで、相変わらず、自己流だけで通してしまう、悪い意味の頑固者は、
中々、コツを伝えても上達しないものです。
選手とコーチの意思が一致した時の上達のスピードは明らかに違うものです。
30時間掛けて、地球の裏側、ブラジルに行って、技術の真髄を吸収するのには、どれぐらいの月日と費用が、掛かるか?と、思いましたら、
新吉田町で、それが体験できるのです。
習得しない手はないと思います。
育成年代の選手達が、より高見を目指して頂く、きっかけになればと思います。