Jr.ユース4期生 鈴木圭太
韓国Kリーグ1部 スタメンフル出場で、勝利しました。
旧ユーゴスラビアのモンテネグロで、プロとして4シーズンを過ごし、2022シーズンから、
韓国リーグ(以下Kリーグ)のFC大邱に移籍し、開幕戦、2節は途中出場、3節ではスタメンでフル出場し、チームの初勝利に貢献しました。
同チームは、昨年、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で、Jリーグ、フロンターレと名古屋を苦しめた韓国の中でも強豪クラブで、
Jリーグであれば、J1のトップ5に値するクラブになります。
モンテネグロリーグから韓国リーグは、むしろ個人昇格です。
このレベルを勝ち取った不屈の雑草精神は、
称賛でしかありません。
しかも、同チーム、同ポジションには、韓国代表もいる訳です。
鈴木圭太は、田奈scからCOJBに入り、高校は単身、大阪の桃山学院に入学。
過去には選手権に出場した実績を持つ高校。
高校サッカー部在籍中は、2年生でAチームの
中心選手として期待され、監督さんが「ボールの置く位置、身体の使い方が素晴らしい」と、保護者懇親会の際にお母さんが、監督さんから評価された時に、
COJBの拘りの指導が、活きていると、思い出され、嬉しくなってしまったそうで、わざわざ、お母さんから連絡を頂いたのを今でも思い出します。
高校在学中に、連絡を取り合った時、
「仲間にプロを目指している選手はお前の他にいるのか?」と聞くと「少しはいますが、あまり意識は高くありません」とコメントしてました。
高校でも、プロという目標をより強く持ち、
継続して取り組んでいたことが、現地に行って、確認しなくても、様子が窺えました。
中2で、COJB恒例のブラジル遠征に行き、名門クラブの下部組織と試合をして歩き、本場のレベルに、かなり刺激になったとも話をしてました。
本物になりたいなら、本物に触れて置くこと。
ご両親の理解、絶大なるサポートがあり、今日に到っていることを、いつも口にしていました。
彼の経路を拝見して来ても、
Jr.ユースの時間は、本当に貴重で、大切な期間であると改めて思います。
具体的な目標に向かう、ベース作りのスタートな時期であるからです。
COJBは、ご存知のように、ナイター設備の綺麗な人工芝が完備されたグランドなどありません。
横浜市は借りれば、あまりに高額なため、
特別でない限り、借りたこともありません。
抽選で当たったグランドを、使用させて貰い、
冬場は、日没が早いので、暗闇で練習していることもあり、彼の在学中は、正に、その環境で、
決して恵まれたものではありません。
彼を始め、プロと言う夢を叶えた全てのメンバーが、同じ時間、同じ場所で、練習して来た訳です。
施設が良いからプロ選手になれる。
施設が悪いからプロ選手は出ない。
この一般的にあるような常識を見事に、覆してくれていると思います。
環境じゃない。中身だと。
強豪クラブでないとプロは生まれない、生まれ難いのか?
これも、イコールにならないことを、OBは証明してくれています。
大切なのは、夢に向かう強い気持ちと精神力。
その気持ちのベースと、基礎技術の徹底と、
身体の使い方の習得。
勿論、これだけでもプロにはなれません。
あくまでもベースです。基盤だと思います。
その基盤をJr.ユース年代で養うことだと思います。
鈴木圭太も、そのベースを養って、次のステージでも、更に、違ったベースを養って来たと思います。U12で、サッカーの楽しさを覚え、
U15で、楽しさをベースに、厳しさ、拘りを覚え、ユースでもブレずに貫いた結果だと思います。
怪我だけは気をつけて、躍進し、
後進に背中で伝えて行って欲しいと思います。