【育成日記】中学生年代の進路の大切さ

多くのプロ選手を輩出している育成力の根底


まだ、Jリーグの存在がなかった時代に、
弱冠18歳でブラジルに渡り、数々の壁を乗り越えながらプロ選手となり、全国リーグ1部で活躍した経歴を持つ当クラブ代表が、サッカーを通じて人生を学んだ自身の経験を元に直接指導にあたっています。

1人1人に眼が行き届いた血の通った指導により、本気で個を育成し、ユース(高校)世代での即戦力やプロを輩出してきました。

”毎回基礎練習ばかり繰り返し、端から観れば、決して、良いハード面で練習しているとは思えず、特に冬場は、日没が早い中、時には暗闇で練習していました。チーム成績的には、県大会では、ベスト32は良い方で、プロ選手となった1人の年代は、クラブユース、高円宮杯共に1回戦負けも、ありました。COJBには、最初から、レベルの高い子は入りません。セレクションなどは、有って無いようなもの、やる気があるならば、どんな子でも、受け入れてます。ですから、セレクションで多くの子の中から選抜しているチームには、中々勝てません。そのようなチームで合格を貰えなかった子が集まっています。ですから、高校年代で、見返す力を、じっくり養っている訳です。
そのようなこともあり、個のレベルは、最初はバラバラです。三年間掛けて、じっくり育て上げていくチームです。しかし、後に、この環境から、海外のプロ選手が生まれ、Jリーガー、Kリーガー(韓国1部)も生まれACL(アジアチャンピオンズリーグ)にも出場する選手まで出て来ました。

また、その先輩達の後を追うように、大学生として、2022天皇杯にスタメン、フル出場、更に高校年代では、県下強豪の中心選手として活躍しています。決して強豪チームではない中で、
普通では有り得ないことが、このチームでは起こっているのも事実です。

ですから、子供さんは当然、そのお子さんを傍で最大限にサポートされる親御さんに、声を大にしてお伝えしたいことがあります。

「子供の意思に任せます」と言われる前に、
まず、進路を決定する前に、本当に大切な年代なので、物事の本質を見極めてから、決定して頂きたいと思っています。

子供は、どんな環境でも、中身さえしっかりしていれば、必ず伸びる。
仮にプロ選手になれなかったとしても、最後までしっかりとやり抜いた子は、次の人生で、力を発揮します。

どんなに、見てくれが良くても、エリートと言われていて、その時は鼻高々でも、一度、折れると二度と立ち上がれない人も、世の中には、沢山います。

大切なのは、大切な時期、時間、特にベースとなりうる中学生年代で、子供達が挫折を知る機会を与えること、弱い部分を露にするようなシチュエーションを作る環境で揉まれること。
踏まれて踏まれて強くなる雑草のように、
やがて、子供達が社会の荒波で微動だにしない、強いハートを作ること。

これが大切なのです。

ですから、セレクションを受けて、合格を貰ったことで満足し、その後、そのチームの中身も知らないまま、4月スタートを迎え、この大切な三年間を過ごすのだけは慎重になって頂きたいと思っています。

どんな環境でも、今はレベルが低くても、本人の強い意思があれば、夢は叶えられる。

三度の飯より基礎。好きなドリンクより、身体の使い方。苦しい練習を乗り越える精神的強さ。これらを私達COJBは、教え子から改めて教わりました。

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