16日が本番だから15日までが、本当の準備。
クラブユース選手権神奈川県大会が16日に控えている。
これは、サッカーの試合を楽しむ、ジャイキリを期待するとか、
そのような類のレベルではないかも知れない。
何を見たいか?
メンバーの当日、キックオフの笛が鳴った時の精神状態かな。
ビビッてあれやこれやという間に・・・・か、
「えっ、小さい体に鞭打って奮起してるじゃん」になるかだ。
「サッカーに絶対はない!!」といつも指導しているけど、それを言える根拠がなくてはならない。
対戦相手は湘南ベルマーレWESTだからだ。
10年前にリーグで対戦したきり、対戦する機会も訪れず今回に至る。
実はその時は3-0で完封したと言っても過言ではない。
あまり、こう書きたくないけれど、完封させて貰った。
現在、Jリーグで戦う宮部の年代だ。
しかし、正直、宮部の年代も、強くなかった。クラブユース、高円宮杯、いずれも1回戦負けだから。
今のメンバーと違うのは、ほぼ全員が中3ということかな。
普通のレベルなメンバーは正直、宮部筆頭に数名。
だから、今のメンバーと変わらないと思う。
ただ、サプライズを起こすには根拠があるもの。
この年代、中3が揃っていたとは言え、あまりにも怪我とか、何か理由をつけては、練習を休み、ベストなメンバーで、毎日練習した記憶がなく、下のリーグに降格した記憶は今でも忘れない。
以前やってもらっていた、若手のコーチにそれまで指揮を執って貰っていたのだけれど、あまりにも勝てないので、我慢が出来なくなり、自分が責任を取り、メンバーの指揮を執ることを決意したこことも今でも憶えている。
精神面の弱さが露呈していたのが判っていたので、とにかく原点に戻り走らせた。長距離系、短距離系、ジャンプ系、とにかく血反吐が出るまで走って貰った。
同チームは、J下部なので、綺麗にパスを回してくるのは予想できた。
試合会場は、桐光学園高校の人工芝G。
人工芝グランドなんて、COJBに取ってはアウエーグランドも同然だ。
逆に相手に取っては、やり慣れているホームグランドみたいなもの。
とにかくスペースを与えず、相手が背中を向けている時に、
プレスプレス。前を向かせない。パス回しをプレスで封じ込めた。
徹底的に守備をさせて、相手のミスをついて、ゴール。
それが3点も獲れた。同会場、観客席囲まれているためか、自分の声がかなり響き亘るんだよね、幸い。
勝利した後、その日も、COJBの保護者も応援駈けつけて頂いたのだけど、後で一人の保護者が僕に、
「相手の保護者が、帰り際になんで無名のチームに負けちゃうのよ!!」って
愚痴をこぼしながら帰って行くのを聞いて、その保護者が気持ちよくなって報告してくれたという感じかな。
プレス、プレス、相手を自由にさせないのだから、相当のスタミナが必要だった。その根拠が徹底した走り込みだった。
戦術の練習なんて1ミリもやってない(笑)
こっちは失うものなんて何もないのだから。
ただ、相手が強いから、燃えるし、面白い。
だって、小さな、セレクションもしないクラブが、より優れが集まるクラブを破ったら面白いし、何よりメンバーの自信に繋がるでしょ。
相手が格上だから、より戦う価値があるし、燃える。
そこで、メンバーには、当然個々のレベルでは敵わないかもしれないけど、「これだけ厳しい練習を超えて来た!!」という確固たる根拠を実感していれば、ピッチでビビることはないと思ったんだ。
だから、何か武器を作って試合に臨ませたいと思ったから、心を鬼にして徹底し、2週間以上ずっとフィジコ、フィジコで徹底した。勿論、ボールも使ったけれど、フンダメントしかやらせてない。
あと、1週間。実質、月、水はオフだから、数日しかない。
何も施さないで練習させて当日を迎えたら相手のユニフォーム観ただけで、ビビッてしまうかもね。終われば二桁・・・。
絶対にそれは許せないので、心して臨んで貰う。