【ブログ/もっと熱くならないか!!】ブラジル遠征合宿

COJBでは、長年のブラジルとのパイプを活かして、中学2年生もしくは3年生でブラジル遠征を実施しています。本場の同年代の選手達、プロ下部組織とも対戦していますが、実は、その対戦相手の選手の中に、後にブラジル代表にまで上り詰めた選手達がいるなど、実際に対戦したメンバー達は、ただ単に、「手も足も出ない」という感想しかなく、気づく由もない訳ですが、強烈な選手達と試合をする経験は、後の努力の肥やしになると思いますが、それとは別に、親元を一時離れて、外から母国を見つめる機会、異国の文化の違いなど、サッカー以外の面でもこの多感な時期に色々体験する機会があります。

この遠征は、参加義務はなく、希望者のみになりますが、メンバーの殆どが行きたい気持ちがあるようです。確かに、言葉や映像でしか観たことがないし、ブラジルに行ってサッカーが出来る経験は、今後、本人が強く思わない限り、いや、思っても、中々行けるものではないと思います。

その中々行けないこととして、いくらチームに、ブラジルに行けるパイプがあり、家庭で経済的な面ではクリアしているものの、親御さんの立場からすれば、『中々ある機会ではないから行かせてあげたい』という気持ちとは裏腹に、

「費用のことは当然ですが、中学生活1年間の子供の姿勢を視て来て、ブラジルまで行って何を得て帰国し、今後に繋がる事があるのか?全く想像できない程、とても行かせてあげる気持ちにならない」というケースもあります。

これは当たり前ですよね。国内合宿でさえ、考えてしまうレベルにいる中で、ブラジルなんて尚更です。

ここでのお題は、ブラジル遠征のそのもののお話ではなく、

中学生のメンバーとしては、手に入りづらいものだから、それを手にいれるためには日頃どのような行動をしていれば手に入るのだろうか?というテーマから入ります。

各家庭で色々な事情がある中で、その一つに、日頃の姿勢、生活態度がそれに見合っていないということが例に挙げられます。

許可して貰えないメンバーの中には、私生活で、しっかりと親の信用を得ていない訳です。

一言で「信用」。これは、今は単に家庭内、チーム内の話になりますが、

今後先、メンバーが社会に出た時も一人の人としても、ついてまわるものだと思います。

簡単に物事、欲しい物が手に入るほど、世の中は甘くないということを、この中学生で学んでいかなければ、子供は、なんでも親に言えば結局は手に入ると思うし、一時、お利口になっていれば、手に入るという表面的な知恵が中学生にもなると芽生えるため、そこを親御さんが、どう見極め、判断されるかです。

中学生年代は、これから大人になって行く上での人間形成的な部分の土台を作るには、最も大切な時期です。

例えば、「うちの子は与えないと機嫌が悪くなり家で暴れる」というケースがあった時に、

そこで、子供の顔色を窺って、可哀想だから・・・と何でも与えてしまうことで、我慢というものがなくなります。自制が利かない人は、小・中学生だから仕方ない・・・というものではなく、

大人になってもそのままになってしまうケースは多々あります。

そのわがままスタイルの予備軍を作ってしまうことになります。

ですから、親が、子供のためにならないと思ったら、時には鬼の気持ちになり、

簡単に物が手に入ると思ったら大間違いであるということを小・中学生年代で徹底していく勇気や判断が必要ですね。

子供が泣こうが喚こうが、ダメなものはダメ。

何か欲しい物を手に入れたいのであれば、それなりの姿勢、行動を示して行くという心得が必要なので、日頃から私生活などで、家庭内で教育をしていて、中々、効き目がなかったものが、1つのブラジル遠征というテーマで、日頃の振る舞いに成長があれば、決して、本人が今回は手に入らなかったけれど、来年はチャンスがあると思い、しっかり襟を正すかも知れません。

本当にブラジルに行きたいのであれば・・・の話になりますが・・・。(つづく)

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