「間違った練習のやり方を、時間掛けて、1万回繰り返しても、実戦で役に立つことはない」
例えば、パス、トラップの練習で、試合でそれをやったら、簡単に相手に奪われてしまう。
伸びてくるスピードボールをコントロールする足一本でやろうとすると、そのボールの勢いに敵わず、
後ろに逸れて逃したり、上に上がってしまいコントロールに時間が掛かったりして、安定感が身につかない。
スピードあるパスをいかにしてしっかりと安定した、無駄のない、次に繋がるものにしてゆけば良いのか?
これを見本を交えて、ポイントを伝えた中で、
繰り返す。アドバイスされたことを、まず、素直にやって見る。やろうとして、上手く行かないのは、それは当たり前。しかし、正しいやり方で、ミスを繰り返してやるのと、間違ったやり方で、ミスを繰り返すのとでは、後の完成度は雲泥の差である。
1つ1つの技術の質の違いは、歴然だ。
知らないで同じパス、トラップの練習を何度も繰り返すのと、知ってて繰り返しトライするのとでは、
限られた育成年代で、やらなくてはならないことが沢山ある中で、早く知り正しいやり方を繰り返すのとでは、数年後の自分のプレー精度は全く違うハズだ。
練習はあくまでも試合のため。練習のためではない。
「高校生年代になれば、普通に出来るようになるよ」
と、思ってしまう人いるかも知れないけれど、
ハッキリ言って、歳を重ねても、出来ないものは出来ないのです。質の高いものにはならない。
中学生年代は、これらの試合で遭遇する、1つ1つの技術、基礎を地道に正しく繰り返す時間に費やさないと、
必ず、上で篩に掛けられてしまう。
必要でないプレーを必要でない場面でやってしまい、
チームのプレーのリズムを崩してしまう。
中学生年代は、かなり有りがち。
しかし、修正すれば、質は上がる。
よーく、聞く(注意を払う)、見る(観察)、実際(実行)にやる。
まだまだ時間が必要かな。