【ブラジル情報】U20全国大会出場に挑むチャレンジャー

明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願い致します!

さっそくですが、ブラジルの話題。
1月2日から、育成年代の最高峰の大会、
サンパウロ杯、通称コッピーニャが開幕してます。

ブラジル全土から128クラブが、32ブロックに分かれて、サンパウロ州の各地域でトロフィーを競います。
国内外のスカウトマンが注目する大会でもある。

我がCOJB からは、タウバテという伝統あるクラブで、この大会で公式戦デビューを試みている、
20歳のメンバーがいる。

同クラブの初戦は、4日。
同グループには、リオ州の強豪ボォタフォーゴが同居しているため、このボォタフォーゴを負かさないと、予選リーグ突破はない。

この大会に、まだブラジルサッカー経験を丸1年も経ってなく、しかも19歳までは、サッカーを1度は諦め、フットサルだけプレーしていたジャポネースが、
この大会にエントリーされ、控え選手としても名を連ね、数分でも僅か予選リーグ3試合のどれかに出場出来たら凄いことだと思っている。

ネイマールを始め、世界に名だたる選手を大勢輩出した、同大会、そんな簡単ではない。

選手だけでなく、指導者としても価値を上げる、
ショーケースな舞台だから、簡単に負ける訳には行かない。また、市のサポートもあり成り立っているので、クラブが軽い気持ちで臨む大会ではない。

4日に控えた初戦の前に、タウバテも例外ではなく、
メンバーを22人に絞り、いや実際には、
控え選手含め、18名ぐらいしか、召集してないと思うが、ホテルに事前合宿し、初戦に臨むようだ。

残念ながら、このメンバーに、我がCOJB メンバーは、入ることが出来なかったようだ。

こっちの24時過ぎに「電話で話がしたい!」とメッセージがあったため、電話してみた。

「試合メンバーに呼ばれなかった。自分より、格下扱いになってるメンバー、怪我で練習もろくに出来てなかったメンバーが呼ばれて、自分が呼ばれず、納得出来ない!!」と、怒り気味だった。

「まず、俺に連絡する前に、お前の現地で代理人をしているモイゼスに自らの言葉で伝えた方が、言語を覚える意味でも、そこで戦う意味でも自身のためになる」と伝えた。

本人は早速、連絡したようだが、
直ぐにモイゼスから僕に電話が来た。

「チーム監督には、既にメッセージした。試合に向けて合宿中だから、直ぐに連絡はないと思うが…。
まず、怪我をしていたメンバーが呼ばれたのは、恐らく、もともと監督の信用を得ている選手である可能性が高い、そうでなければ、大切な試合には呼ばないハズ。この大会は、全国大会、つまり、選手価値を上げる大切な大会だから、監督も負けられないし、選ばれる選手も、各チームで州リーグを戦って来たり、経験のある選手を優先に起用すると思う。そのような経験が無くても、現時点で他の選手より明らかな違いや経験値があれば、間違いなく、召集されるだろう」と。

確かに、外国人のハンデの1つ滞在ビザの取得の許可が降りて来るのに時間を要し、ロスはしたものの、
サッカーの経験値からすれば、単純に小・中・高を経て、プロ一歩手前のU20のカテゴリーに辿り着いてる、ブラジル人選手と、ブラジルの地では、小学校からいきなり大学に入り込んでいるジャポネースと比較すれば、
サッカーのやり方、ブラジル人特有のマリッシア(=ずる賢さ)もまだ身に付いてない中で、
この全国大会のメンバーに入ったら、相当の力がある証だが、

確かに、レベルアップはしているものの、
この短期間の大会で起用出来る程の経験値はまだないとTRM でも試された時に判断されたのかも知れないが、まだ、そう決まった訳ではない。

プロでも、逆にブラジル人選手が、Jリーグに助っ人として来日しても、中々、日本のプレースタイルにフィットせずに、1シーズン、殆ど試合に出ることなく、
レンタル期間満了で帰国する選手が結構いる。
幸い、2年契約で来日している選手は、やはり、
2シーズン目から、試合に出場し始めているケースが多く、まだ留学生と言う立場で本場に行き、
いきなりビッグな大会に出ると言うことは、極稀なケースだと思う。

まだ、1年丸経ってないが、サッカーへの意識は、高校卒業後に1度失い掛けていたプロへの想いを、ちょっとしたきっかけで思い出し、
敢えて20歳の誕生日を迎える前に、大学まで休学し、本場に乗り込み、サッカーに対して、ケジメをつけに来たと言う意識から、「プロになってやる!」と、どんどん意識が変わっているのが、ハッキリ判るので、出来る限り経験を積めれば、最高だが、色々な事情も重なるので、この今回の大会が、彼にさらなる火をつけるのか、それとも、ケジメとなるのかは、まだまだ戦いは続く。

ブラジルにチャレンジするジャポネースの若者達には、

「仮に指導スタッフから、見向きもされなくても、そっぽを向いている人間を、自分の方に向かした時の気持ち良さは格別だ!」

と伝えている。

我々が、監督に詰め寄って、
「なぜ、俺達の選手を起用しないんだ!」としても、立場は、悪くなる一方だ。

厳しい競争に1つ1つ打ち勝って行くことが、
この世界でも当たり前として、必要となる。

初戦は召集されなかったが、2戦目以降、
どうなるかも注目したい。

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