FCCOJBjr.ユースから、もう1人Jリーガーが誕生しました。
現、法政大学の宮部大己です。
内定が決定した際に、本人から連絡を貰いましたが、正式にリリースされていなかったため、
ようやく皆さんにお伝えすることが出来るようになりました。
宮部は、5期生になりますが、Jr.ユース時代は決して、吉野同様、華やかなロードをまっしぐらに走っていた訳ではありません。
チーム成績も、ユース年代で体験した、高校時代の選手権予選ベスト4とは、比較にならないレベル時代をFCCOJBで過ごした訳です。
また、Jr.ユース時代とは比較にならないくらいの人数の中で、ポジション争いをしていたと思います。
その中で、割りと早い段階で、Aチーム入りしていました。
強豪高校でプレーしたいなら、強豪のJr.ユースクラブに入って揉まれ、大人数の中で競争するのが一番という、一般説を見事に覆してくれたOBの1人です。
また、宮部だけでなく、宮部の先輩、後輩も、
そのイメージを崩してくれています。
Jr.ユース、チームとしては、力量が及ばなかったクラブ出身の選手達を、ユース年代で、ことごとく、個として、立場を逆転してくれている、雑草魂、精神力の強さを、見事に発揮してくれていることを頼もしく感じています。
チーム成績が無かろうと、選手は育つこと。
しかし、勿論、勝手には育たない。
教育が必要であることは間違いありません。
ブラジルの名門、サンパウロFCの育成部門の
名コーチが
「サッカー選手は仮に才能があるからとは言え、勝手には育たない、教育が必要だ、サッカー選手を育てる前に人として教育することが第一」とコメントしていました。
この言葉、そのままです。
チームのハード面や、総合力では及ばない環境下で、育成年代のこれからの選手をどこまで、伸ばしてあげることが出来るか?
これは、そう簡単なことではありません。
当然、プロが育成の最終到達点であれば、
その道はあまりにも険しく、途中、数々の高いハードルを越えて行かなくては、まず、そこに辿り着くことはありません。
「あいつが、そこまでのレベルになるとは思っても見なかった」
FCCOJBに入る選手達は、皆、そのようなメンバーばかりです。
選択する、進路によって、途中、数々の障害もあります。
しかし、諦めない、腐らない、言い訳しない。
いつも、どんな環境でも、巧く、強くなるために、今、出来ること、やらなくてはならないことを前向きに取り組む精神力を養うことが第一。
地味な基礎練習を毎日毎日繰り返す。
厳しい走り込みもやり抜く。
身体の使い方をマスターする。
飛び級で試合に出てハンデがある中で経験を積む。
宮部も、このベースをCOJBで養い、高校で、即戦力となり、しかも、僅かな大学サッカー部の枠をクリアし、大学でも、ポジションを勝ち取り、昨年天皇杯で快進撃をあげたメンバーに三年生ながら名を連ねたのです。
YSCC吉野同様、宮部も、コツコツと、険しく、厳しいハードルを、COJBで泥臭い環境で、ベースを作り、見事に、プロ契約を勝ち取ることが出来ました。
これは、FCCOJB内だけのお話に限らず、
強く思い、望めば、そこに近づく。決して天才でなくても、可能にすることが出来るのだ!ということを、見せてくれていると思います。
今、Jr.ユースを進路として考えている、
クラブを選択する基準、常識として、
「強いクラブ」「人数が多いクラブ」
「ハード面が整っているクラブ」
全て、逆の環境で、そのレベルを手に入れることが出来るという根拠をFCCOJBで、実行し続けます。
踏まれても踏まれても、立ち上がる雑草のように、強い精神力で、プロとして、活躍すると思います。
宮部大己も、応援宜しくお願い致します。
今回は、全ての、これから育成年代の選手にお伝えしたいと思い、コラムにしました。