COJBの設立の原点は日本からではなく、ブラジルサッカー留学からスタートしています。
日本→ブラジル→ヨーロッパ やがて日本代表選手の輩出。27年間、この目標はブレていません。
日本で無名選手→ブラジルプロデビュー、後に日本のプロクラブに逆輸入は叶いましたが、最大の目標にはまだ到達していません。
長年、継続させて頂いていると、日本では無名→ブラジルサッカー留学→名門クラブ合格ということも出てくることも解りました。「居る国、観る人も変われば、評価も変わる」という言葉は、このケースで改めて確信しています。
日本、高校選手権活躍→Jリーグ入団→活躍→ヨーロッパ移籍→日本代表
これはある種、王道路線であり、あまり身近なものではありません。
ブラジルサッカー留学から成功するのもあまり一般的なものではないかも知れません。
まずはブラジルまで行くまでの経済的サポートがあるかが最初の壁です。実際に、現地に足を踏み入れて、現地で自分のサッカーを評価して貰う機会が与えられないと、スタートが切れません。
Jリーガーでも、ブラジルにサッカー留学、遠征などで少しでもブラジルの地に足を踏み入れた選手は割と存在することは色々な情報で判ります。世界屈指のトップレベルの国で、確かに短期間とは言え、多くの刺激を貰い糧にして、サッカー選手になった人も多くいます。
実際、このCOJBにも複数名、COJBU15で遠征し、現地の選手達と対戦し、多くの刺激や、プロへの強い希望を持つきっかけになりJリーガーや海外プロ選手として目標を叶えたケースもありますから、
日本全国にも、まだまだそのようなきっかけ作りに強い希望を持った若い選手、沢山いるのではないでしょうか?
ブラジルでプロを目指し、サッカー留学を希望する留学生に伝えていることは、
まず、ブラジル人選手との競争に勝ち、どんな公式戦でも良いので出場すること。試合に出ない事には、アピールのしようがない。また、試合に出れそうなクラブでプレーすること。
ビッククラブで修行するのは、ある意味聞こえは良いですが、現実的ではありません。
ビッククラブには、既に同年代、年下でも、ヨーロッパの名門から眼をつけられて、移籍が決まっている選手もごろごろいます。巧い選手達に混ざってハイレベルを体験することは決して無駄ではなく、むしろ、一時は必要な経験かも知れませんが、留学生にはよほど経済的な余裕がある人以外は、時間が無く、なるべく短期間で結果を出して、クラブから報酬が出るように仕向けていかなくては、結局帰国しなくてはならなくなります。親以外で現地の生活面のサポートをする人がいれば話はまた変わってきますが・・・。
また、ブラジルも一昔とは違い、物価がかなり上昇しており、原油の高騰で、渡航するためのチケットも値上がりし、円安もかなり長く続いています。
家庭の負担が大きくなってしまうため、留学生自身が、自力で厳しい状況から這い上がらなくてはなりません。これは、一種の、ブラジルの貧困からサッカーでの競争に打ち勝ち、這い上がろうとしている選手となんら変わりません。ただ、日本人留学生は、ブラジルでどうしても生き残りたい、競争に勝たなくてはならないと、強く思っている人、ブラジルにいる時だけ限定になります。
留学生は日本に帰国してしまえば、貧困から這い上がらなくてはならないというハングリーさは、一気になくなると思いますが、ブラジル挑戦期間は、それぐらいの気持ちで戦わなくては、まずブラジル人との競争に勝つことはないと思います。もちろん、自身の純粋な実力だけで勝負する時ですが・・・。
ブラジル人選手は勿論、日本人留学生も「生き残り」「這い上がり」を意気込むならば、状況は違えど、ハングリーな精神は一緒でないとダメだということです。
「ブラジルでサッカーしたい!!」といくら言っても、実力がまだ認められていないならば、誰が生活面のサポートをするのか?これが現実な話です。
ですから、強いクラブで試合にも出れずにいたら、なんもアピールにもならない。
また、弱いクラブに所属して、試合に出ているならば、強いクラブと対戦した時に、孤軍奮闘し、違いを見せつけること。本番に強い事。これが大切になるとアドバイスしています。
夢ばかり追いかけても現実にはなりません。しっかりと地に足をつけて目指さないと手に入らないことをいつも留学生には伝えています。
サッカー留学の相談はinfo@mundo-do-cojb.comで可能です。