【育成日記】日本サッカー育成の問題点④~町クラブ編~

【クラブチームの役割、存在価値とは?】

Jr.ユースクラブ入りか、部活か?に迷っている方は、毎年、多く見受けられます。

本人はクラブチームで巧くなりたい
親の立場からすると、勉強が心配。クラブチームは、帰りが遅くなるのは情報で聞いているので、
どうか?と。

どちらを選択しても、勉強をやる子はやる。やらない子はやらない。

やらないのに、クラブチームに入ったら、更にやらなくなり、行ける高校がなくなってしまうのでは?

親の立場からすれば、当然、見えない部分なので不安になるのは理解出来ます。

まず、勉強の問題の前に、部活についてですが、
例年とは異なり、今年はコロナという、深刻な問題が大きな壁になっています。
部活は、学校教育の管轄なため、慎重にならざるを得ないため、活動制限があり、大会、リーグなども、来年度も、実施は難しいと聞いています。

終息のメドが、立たない中で、学校側が部活を優先に活動させることはないと思うのです。

そこで、海外的な発想ですが、
学校はあくまでも、勉強する場所。
スポーツなどは、学校管轄外で学ぶものという考え方です。

部活は学校管轄なので、勉強優先。
クラブはスポーツ優先ですが、勉強は学生の本分であり、義務だと思うので、親と約束した勉強をノルマを日頃から守らなければ、サッカーをやりに来る資格はないとして、クラブ側が、その選手に練習や試合をさせるべきではないと、思うのです。

クラブチームに入ったから、あの高校に入れなかったと言われるのは、クラブチームの存在価値は、半減し、非常に不本意です。

クラブチームが、サッカーの技術を上達させるのは、ある意味、当たり前のレベルです。

やらなくてはならないことを、敢えてやらず、
好きなサッカーだけやる、という姿勢は、
好きな時に食べ、泣き、遊び、寝る、赤ちゃんと一緒であり、大人になる一歩である中学生の姿勢とは異なります。

クラブチームの指導者とは云え、やはり、メンバーがサッカーばかりやり、学校の勉強や、授業態度、遅刻、欠席が多い、一生懸命ではないのを聞いて、そのまま、見て見ぬふりをすることは出来ません。
学校の先生からも、情報を聞き、若者の教育、育成に少しでも、影響力を持たなければ、
サッカークラブが世間に果たさなくてはならない役割が何であるのか?が判らなくなってしまいます。

サッカークラブの存在価値は、チームをチャンピオンにならせること、個をプロにさせること、技術を向上させること、などに留まれる訳がないのです。

子供達はやがて、いつかは社会に出て、独り立ちしなくてはなりません。

社会は簡単ではありません。険しい。
しかし、どのような状況下に置かれようとも、常に前向きに生きる強さ、人を責める前に、まず、己を省みる気持ち、人に対する思いやりなど、スポーツを通じて学べることが沢山あることを、伝えなくてはならない役割もあると思うのです。

ですから、何事にもやる時は手を抜かず一生懸命やること、それは勉強も同じであることです。

クラブチームに行くと勉強が疎かになる。
というのは、そうではなく、クラブチームからも、難関の高校に入学してますし、
全員、しっかりと高校に通っています。
むしろ、中学生時代より、頑張ってやっている若者も沢山います。

それは、部活でも、クラブチームでも、
そこでの過ごし方であり、過ごさせ方ではないでしょうか?

「彼は、学校成績が良いが、遠方から欠かさず練習、試合に通って来ていたが、一体いつ勉強していたのだろうか?」

このような例はいくつもあります。

サッカーが大好きで、好きな高校があれば、誰が言わなくても勉強します。

しない子は、しっかりやるまで、
練習、試合には参加させない。当たり前だと思うのです。

なので、クラブチームに入ると勉強が…というのは、ある意味偏見であり、しっかりとバランスを取らせて行くのも、クラブの役割なのです。


FC COJB代表 今野英一は、サッカー大国ブラジルと関係を持って30年以上、自ら、何もないところからプロを経験し、育成年代(ジュニア~ユース)からプロまでのカテゴリーに携わり、特に、日本サッカーの育成年代の在り方、状況について、疑問を抱きながら、自らも、1996年にFC COJBを設立し、全国からU23のプロを目指す若者達を集め、その若者達の指導を経て、2005年からは、Jr.ユースのカテゴリーを持ち、現在に至ります。

24年間でU23は20名以上、U15では8名プロ選手を誕生させてはいますが、まだまだ、育成でやるべきことはそれだけではありません。単に、コメントするだけでなく、どうして行けば、良くなっていくのか?を現場に立ちながら、自ら追求し、行動する。これも全ては、日本のサッカーが地域の育成カテゴリー単位からも、世界に追いつきたい、という想いの強さから来るものです。なので、プロ選手のサポートにも関わっています。

特にjr.ユース年代はジュニア、ユースの間に挟まれているがごとく一番育成が難しく、労力が必要とするカテゴリー。特に、このカテゴリーに焦点を当てて、地域で起こっている現状を中々、情報が得にくい方々に発信し、育成に関わる全ての方々と共有でき、進歩させて行くことを目的としています。

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